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2013年10月 8日 (火)

ARCserve RHA r16.5 SP1登場!エイリアスを使って簡単切り替え(後編)

マサオミです。   
今週のTech Tuesdayを始めたいと思います。

前回、DNSのエイリアス(CNAME) レコードを利用した切り替え方法についてご紹介しましたが、    
今回はDNSサーバがないお客様でも利用できる「コンピュータ エイリアスの切り替え」を    
ご紹介いたします。

ご存知の方も多いかと思いますが、Windowsはレジストリを操作することで   
複数のコンピュータ名(NetBIOS名)を持たせることができます。    
従来からある「コンピュータ名の切り替え」でも「コンピュータ名のエイリアスを使用」オプションで    
NetBIOS名のエイリアスを利用した切り替えをしていましたが、    
SP1の「コンピュータ エイリアスの切り替え」では    
予めマスタサーバに追加しておいたNetBIOS名のエイリアスを、    
スイッチオーバー時に複製先に追加することで切り替えを実現します。

複数のコンピュータ名を付ける方法や仕組みについては   
@IT様の記事でも解説されていますのでご参照ください。   

@IT:Windows TIPS -- Tips:システム移行などのために複数のコンピュータ名を付ける http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/373mltname/mltname.html

<今回のイメージ>   
OptionalNameAliasSwitchover

 

■ NetBIOS名のエイリアスの登録

まず、マスタサーバにNetBIOS名のエイリアスを登録しましょう。   
レジストリの以下のキーに値を追加します。                                                                                     

項目 設定
キー HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM         
\CurrentControlSet\          
Services\LanmanServer\Parameters
名前(値) OptionalNames
種類 文字列値(REG_SZ)  または 複数行文字列値(REG_MULTI_SZ)
データ コンピュータ名表す文字列。複数定義する場合は、REG_MULTI_SZにして、各行に1つずつコンピュータ名を記述

今回はせっかくなので複数行文字列値にして、「FileServer1」と「FileServer2」という   
エイリアスを登録してみました。    

登録後のイメージはこんな感じです。

登録が終わったら「Server」サービスを再起動します。

ここまでできると、他のコンピュータからエイリアスに対してもPingが通るようになるはずです。   
またこれまで実コンピュータ名を使ってUNCパスを指定していたと思いますが、    
エイリアスに置き換えることもできるようになります。

下記例では「\\FileServer1\第1ソリューション営業部」と   
「\\FileServer2\第1ソリューション営業部」に    
それぞれアクセスしています。どちらも向かう先は一緒ですので    
同じ内容が表示されているのがお分かりいただけるかと思います。    
(元々の共有パスは「\\MASTER\第1ソリューション営業部」)

    
(FileServer1とFileServer2で同じ「第1ソリューション営業部」共有フォルダにアクセスした例)

アクセスができない場合、NetBIOSのキャッシュが残っているかもしれないので、   
nbtstat –R コマンドでキャッシュをクリアしてみてください。

■ HAシナリオの作成

さて、エイリアスの登録とアクセスが確認できたらシナリオを作ります。   
作り方は前回と全く同じです。[コンピュータ エイリアスの切り替え]を「オン」にすると、    
OptionalNamesで登録したエイリアスが自動的に取得されます。

なお、Workgroup環境で利用している場合にはアクセス権の複製も必要ですので、   
[シナリオのプロパティ]以下、[レプリケーション] - [オプション] - [ACLのレプリケート] -    
[ローカル アカウント名の保存]を「オン」にしてください。    
このオプションの詳細・使い方については以下の資料か当ブログの記事をご参照ください。

■ ARCserve RHAでローカルアカウントのACLをレプリケーションする方法      
http://arcserve.com/jp/wp-content/uploads/2017/02/asrha-r16-wg-acl-replication.pdf
※リンクをUpdate(2017/04/04)   

■ ARCserve RHA r16 SP2 新機能 ~ワークグループ環境でのアクセス権(ACL)の複製 (1/2) ~      
http://arcserve.txt-nifty.com/blog/2012/09/arcserve-rha-r1.html

シナリオが完成したら実行し、レプリケーション処理に入ってからスイッチオーバーを実行してみましょう。

切り替え後、レプリカのレジストリを確認するとOptionalNamesが追加され、   
エイリアスが登録されていることが分かります。

また、前回と同様、実コンピュータ名の変更は行っていないので、   
サーバの再起動は行われません。

 

いかがですか?これまでハードルが高いと考えていて   
利用することをためらっていた方も、これであれば簡単に    
切り替えまでできるのではないでしょうか。

より使いやすくなったARCserve HAを是非ご活用ください!

それでは、今週はここまで。   
See you in next TT . . .

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