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2016年3月22日 (火)

UDP 7300 アプライアンス:LTOへの二次バックアップを検証しました!

こんにちは、ホテです。

先日タンベルグデータ様にテープ オートローダーを拝借したので、検証の様子をご報告します。意外と(?)お問合せが多い、Arcserve UDP 7300 からテープへの二次バックアップを検証しました。(参考記事:Arcserve UDP 機能紹介 ~ (9) イメージバックアップのテープ保管 ~

借りた機器は NEOs Storageloader LTO6 SASです。ちなみに、私はテープ装置をちゃんと触るのはこれが初めてで、楽しみながら検証させてもらいました。詳しい方からすると当たり前な事ばかりなのですが、この記事が私と同じようなテープ初心者の方にお役にたてば嬉しいです。

001_UDP7300_NEOs 

(左が Arcserve UDP 7300 で、右が NEOs Storageloader です)

【1. 物理的につなげる】

まず、物理的に Arcserve UDP 7300 と Storageloader をつなげます。このために、Arcserve UDP 7300 には SAS HBA を増設しています。特に難しい事もなく、家電感覚で簡単にセットアップできました。強いて言うとテープの入れ方が分からなかったくらい。コンソール操作で Storageloader 前面のスロットがカシャっと空くのですが、これもちゃんとマニュアル読む人には簡単なんだろうなぁ。(スロットの写真撮るの忘れた、、、)

 

002_SASport

(Arcserve UDP 7300の背面:青いVGAポートの上にSASポートが見えます)
※ 2017年6月から SAS HBA のモデルが変わり、コネクタ形状が SFF-8644 になっています。

 

003_SAScable

(SASケーブル:コネクタ形状は両端とも mini SAS SFF8088です)
※ 2017年6月から SAS HBA のモデルが変わり、コネクタ形状が SFF-8644 になっています。

 

004_SASport2

(SASケーブルをつなげた Arcserve UDP 7300)
※ 2017年6月から SAS HBA のモデルが変わり、コネクタ形状が SFF-8644 になっています。

 

005_SASport3

(SASケーブルをつなげた Storageloader)

 

【2. Arcserve Backup の画面で Storageloarder を確認】

Arcserve UDP 7300 の中にインストールされた Arcserve Backup のマネージャを開いて、本当につながっているか確認します。(参考記事:UDP 7300 アプライアンス:Arcserve Backup が入ってます!?) 最初はデバイスが見えずちょっと焦ったのですが、、テープ エンジンを再起動したらバッチリ見えるようになりました。

 

006_DeviceManager

(Arcserve Backup のデバイス管理画面)

 

【3. テープへの二次バックアップ】

いよいよ、バックアップです。あらかじめ Arcserve UDP 7300のデータ ストアにバックアップしておいた復旧ポイントをテープに二次バックアップします。これもつつがなく完了しました。実運用ではスケジュールの設定をする必要がありますが、テープにバックアップされるのはフル バックアップだけなのでそこまで難しい設定にはならないはず。Arcserve Backup のスケジュール設定について知りたい方は、バックアップ スケジュールの考え方と設定例 という資料がかなり詳しくて役に立ちます。 

 

007_BackupSource

(Arcserve UDP の復旧ポイントを、バックアップ対象に選びます)

 

008_Bakingup

(バックアップ中)

 

009_Finished

(バックアップ完了!)

 

【4. テープからファイルをリストア】

Arcserve UDP の二次バックアップ機能では、リストアの時はテープから直接ファイルを戻す事ができます。もちろん今回はリストアも検証したのですが、画面のスクリーンショットを取るのを忘れてしまい、、、唯一残っていた完了画面を貼っておきます。 

 

010_Restore_from_tape 

(バックアップは2段階ですが、ファイル リストアは1段階でできます)

 

011_Resotre

(43個のファイルがリストアされたのが、お分かりいただけますでしょうか、、、)

   

【5. バックアップ速度について考察】

二次バックアップの速度(スループット)も記録しておきます。Arcserve UDP の一次バックアップ先である復旧ポイント サーバ(RPS)で、デデュプリケーション(重複排除)を無効にしたパターンと有効にしたパターンで測定しています。

                                                                                                                                          
  Rawセッションのスループット ジョブ全体のスループット
重複排除無効 5.15GB/分 3.39GB/分
重複排除有効            
(ブロックサイズ16KB)
4.63GB/分 3.29GB/分
重複排除有効            
(ブロックサイズ4KB)
4.15GB/分 2.40GB/分
 

この表のブロックサイズというのはデータのブロックを切りだす時の単位で、この値が小さいほど重複排除がよく効きます。(参考記事:Arcserve UDP のバックアップ容量削減事例を詳しく解説!【後編】) この表では、下に行くほど重複排除の強度が高くなるのですが、その分小さいブロックをたくさん読み取る事になるので、二次バックアップのスループットは低下します。

Rawセッションのスループットというのは、Arcserve UDP の復旧ポイント(Rawセッション)をバックアップするときの速度を表します。Rawセッションのバックアップ後、ファイル単位のリストアに必要なカタログ情報をテープに書き込む時間がかかるので、ジョブ全体のスループットが落ちているように見えます。

 

012_GlobalOption

(デフォルトではカタログ生成が有効になっています。)

今回ご紹介したのはテープへの二次バックアップなので、夜間のうちにバックアップを終わらせなければいけない、という事はあまりないと思いますが、時間を短縮する方法としては、重複排除やカタログ生成の見直しが有効そうです。

以上で今回の記事は終わりです。最後まで読んでいただきありがとうございました!

[2017年6月28日追記]
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タンベルグデータ様の方で、LTO-7のオートローダーや RDX ライブラリへの二次バックアップの検証結果をレポートにまとめています。ご興味のあるかたはぜひご覧ください。

arcserve UDP7300アプライアンス/NEOs StorageLoader LTO-7 + QuikStation8検証リポート

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[2017年7月11日追記]
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LTO-7 のオートローダーを借用して本記事と同様の検証を行いました。LTO-7 へのバックアップ速度も測定しています。

UDP アプライアンス : LTO7 へバックアップしました

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