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2017年9月12日 (火)

Arcserve RHA : 復旧訓練にレポート作成、色々役に立つアシュアード リカバリ

Arcserve Replication / High Availability には「アシュアード リカバリ(Assured Recovery)」という機能があります。直訳すると「確かな復旧」という意味で、必要な時に確実に復旧できるかテストしておこうというものです。

Microsoft SQL Server や Microsoft Exchange Server のようなデータベース アプリケーションでは普段は複製先(レプリカ)でデータベースのサービスが停止しているため、いざという時に本当に起動するの?と不安に思われる事もあるかもしれません。また、特に Arcserve Replication(High Availabilityじゃない方)を使っている方は、障害発生時には手動でサーバの切り替えを行う事になるので、手順書通りにできるか自信がない、という事もあるでしょう。アシュアード リカバリを使うことでそんな不安を簡単に払拭できます。 

 

復旧テストはいつでも実行できる 

では、アシュアード リカバリの使い方を見ていきましょう。 

この機能を使うにはシナリオ作成時に「アシュアード リカバリ(AR)を使用した整合性テスト」にチェックを入れておきます。(標準版のライセンスが必要で、ファイルサーバ専用版では利用できません。)

01_SCW 

(赤枠箇所にチェックを入れます)

 

シナリオを実行しレプリケーションが開始したら好きなタイミングで「レプリカ整合性テスト」ボタンをクリックします。復旧テストが始まり、レプリカでデータベースや仮想マシンが起動します。もしうまく起動しないという事であれば何かしら問題があるという事になるので、原因を潰しておきましょう。

データベースや仮想マシンの起動後に業務アプリケーションの設定手順をひと通り練習してみるなど、より実践的な復旧訓練を行う事もできます。 

02_Start

(シナリオ実行中にテストを開始できます)

 

03_IntegrityTesting 

(復旧テスト中の画面です)

 

09_Report

(テスト結果をレポートで確認することもできます)

 

また、スケジューラを設定する事で、特定の曜日/時間に復旧テストを自動実行させられます。スクリプトを実行させることでより複雑なテストを行う事もできます。 

04_Scheduler

(スケジューラの設定画面)

 

なお、Arcserve High Availability を使っていても復旧テストでスイッチオーバーまでは行われる事はありません。(スイッチオーバーを行うとマスタ サーバにも影響が出てしまうためです。)そこまでテストしたいという事であれば、やはり対象システムのアクセスが少ない時間帯にテスト期間を設け、実際にスイッチオーバーを実施いただくという事になります。 

 

「いつでも」できるのは、レプリケーションを止めないから 

Arcserve Replication / High Availability のアシュアード リカバリ機能が優れているのは、テストのためにレプリケーションを止めなくても良い点です。同期を再び行う必要もありません。本番環境への影響を気にする必要がないので、たとえ平日の日中であっても気軽にテストを行う事ができます。

これを支えているのが下の図に書いてある仕組みです。XORW というドライバがテスト開始時点のレプリカのデータの状態を保持しているため、テストによってレプリカ上でデータが変更されたとしてもテスト終了時には無かったことになります。さらに、マスタで行われた変更はスプール ディレクトリに蓄積されており、テスト終了後にレプリカに反映されます。これにより、同期を行わず速やかにレプリケーションが再開されるようになります。 

05_During

06_Finishing 

(アシュアード リカバリの仕組み)

 

ERP や CRM のレポート作成にも使える 

レプリケーションをしながらレプリカのデータベースを起動・参照できるのを活かして、復旧テスト以外の用途で使われる事もあります。例えば、ERP や CRM 等、データベースを使っている業務システムのレポート作成やデータのエクスポートです。データベースに負荷のかかるこれらの処理をレプリカ サーバで行う事で、システムを快適に使いつつ、有用なデータを取り出すことが出来ます。

07_UseCase

(本番サーバに負担をかけず、レポート生成などのバッチ処理を行えます。) 

 

機能名称だけではないアシュアード リカバリ

このように、Arcserve RHA のアシュアード リカバリは Arcserve Replication / High Availability の一機能の名称だったのですが、2014年から格上げされて、Arcserve のコーポレート メッセージとしても「assured recovery」が使われるようになりました。レプリケーションやバックアップはそれ自体が目的ではなくてシステムを復旧するために行われるものです。それを確実にするために Arcserve 製品を活用していただきたい、という想いが込められております。

08_Strapline 

(ちゃっかりロゴの下に、、、)

 

そして、2017年リリースの Arcserve UDP v6.5 では同名の機能が追加され、Arcserve Replication / High Availability のアシュアード リカバリと同じような事が出来るようになっています。こちらについてはまた、別な機会に。

以上、ホテがお伝えしました。

 

[2017年11月7日追記]
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Arcserve UDP v6.5 の新機能としてのアシュアード リカバリについても記事を書きました。
興味のあるかたは是非ご覧ください。

Arcserve UDP : リストア可能か自動で確認 ~ アシュアード リカバリ(Assured Recovery)をやってみる

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