Arcserve OneXafe の使用状況を把握!OneSystem レポートの使い方(2)
前回に続き Arcserve OneXafe の管理インターフェース OneSystem のレポート機能について解説します。
前回ご紹介した Dashboard(ダッシュボード)は、その時点の Arcserve OneXafe クラスタの状態を確認するのに便利な画面でしたが、今回ご紹介する Reports(レポート)はそれぞれの値の時系列での変化をチェックするのに便利な機能です。
OneSytem にログインしたら [Reports] タブを開いてみましょう(※1)。
## Reports(レポート)
1) Storage Capacity(ストレージ容量)
まず表示されるのは、ストレージ容量のレポートです。クラスタ(Ring)ごとの Raw 容量(Raw Capacity)と使用容量(Used Capacity)の時系列での変化が折れ線グラフで示されます。Raw 容量はクラスタ内にノードを追加したりしない限り一定なので、実質的に使用容量を表すレポートになっています。
Arcserve OneXafe に保存されるバックアップ データは基本的に時間が経つにつれて増えていくものです。あとどれくらいで使用容量が全体容量の 80% に達するか、を予想するのにこのレポートを活用できます。
表示される期間が短くて使用容量の変化が分かりにくいというときには、画面右上のカレンダーでグラフの表示範囲を変更できます。
なお、Arcserve OneXafe では 1つのデータ ブロックは冗長化のため 3 つの HDD に書き込まれます。この Storage Capacity レポートの値は、前回ご紹介した Dashboard の CAPACITY UTILIZATION と同様、Raw ベースでの値(3 つの HDD に書き込まれた後の値)になっています。