レプリケーションの一時停止 (1/2)
こんにちは、ホテです。
レプリカ(複製先)サーバでバッチ処理をしたいのでレプリケーションを一旦止めておきたい。そんな時に便利なのが今日ご紹介するARCserve Replicationの一時停止機能です。
この一時停止機能を使うとレプリカへの書き込みが中断されるので、その隙にバックアップなりエクスポートなりの処理を済ませる事が出来ます。
さらに、一時停止中にマスタ(本番)サーバで起きた書き込みはマスタのスプールディレクトリに蓄積されて、バッチ処理が終わった後にレプリカに反映されます。
(絵にするとこんな感じ)
この辺が『一時停止』がただの『停止』と違うところです。『停止』ではその間のマスタの変更を蓄積してくれないので、レプリケーションを再開する際に同期をしなければいけません。
一時停止では同期をしなくてよいので短い時間でレプリケーションを再開する事ができます。
では実際に一時停止を試してみましょう。やり方は簡単。一時停止したいシナリオを選択し、一時停止アイコンをクリックするだけです。
(ぽちっと)
しばらく待つと画面が変わりレプリケーションが一旦止まっている事が分かります。
(止まってます)
また、一時停止を解除するには同じように一時停止ボタンをクリックします。
(解除も簡単)
と、このように便利な一時停止でしたが、バッチ処理をする夜中や週末にいちいち操作するのは面倒です。
そこで、次回は一時停止のスケジューリングについて投稿します。
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