CA PowerShell 講座 第1話: CA パワーシェルをインストールしよう
マサオミです。
好き勝手更新していると良くないと思い、Tech Tuesday (略してTT) と自分で決めて
火曜日に技術的な情報を更新していく日にしようと思います。頑張ります。
さて、今回は、前回の記事で後ほど説明します、と言っていた
CA XOsoft パワーシェル(以下、CA パワーシェル)について解説いたします。
ARCserve Replicationをコマンドで操作する場合の方法だと思ってください。
(2020年3月10日追記)この記事に出てくる「CA XOsoft PowerShell」は「Arcserve RHA PowerShell」の旧称です。Arcserve RHA r15 以降を使っている方は置き換えてお読みください。
とは言っても、「『ぱわーしぇる』って何?」って方もいらっしゃると思いますので、
順序立てて説明していこうと思います。
※ スクリーンショットも貼ってあるんで、若干長いです。
第1回目は「CA パワーシェルをインストールしよう~」ということで、
CA XOsoft パワーシェルを利用する準備をします。 実際行う作業は以下の3つです。
- Windows PowerShell 1.0もしくは2.0.のインストール
- CA パワーシェルのインストール
- (スクリプト実行する場合には) Windows PowerShell でスクリプト実行ポリシーの変更
では、1つずつ解説します。
【1】 Windows PowerShellのインストール
そもそもパワーシェルって何なんですか!?強そうですね・・・マイクロソフトさーーん!!!
”Windows PowerShell は新しいコマンド ライン シェルであり、システム管理に役立つように設計されたスクリプト言語です。Microsoft .NET Framework を基に設計された Windows PowerShell を使用すると、システム管理を業務とされている IT プロフェッショナルの皆様は Windows およびアプリケーションの管理を制御したり自動化したりなど、日ごろの管理業務に役立てることができます。”
(マイクロソフト社 ウェブサイトより:Windows PowerShell でのスクリプティング)
ざっくりというと、cmd.exeに代わる(代わろうとしている?)次世代コマンドラインだと思ってください。
※別にcmd.exeが提供されなくなるわけではないそうですが・・・。
いずれにしてもまずは、Windows PowerShell をインストールしてください。
これがないと、CA パワーシェルもインストールできません。
※ Windows Server 2008 R2には標準でインストールされているので
インストール作業は必要ありません。
Windows Server 2008 SP1/SP2を利用されている方は
機能から追加してください。
※ Microsoft .NET Framework 2.0 がインストールされていない場合には
こちらも合わせてインストールしてください。
(というか、無いとWindows PowerShellがインストールできません・・・)
【2】 CA パワーシェルのインストール
Windows PowerShellがインストールできたら、
今度はCA パワーシェルをインストールします。
CA ARCserve Replicationはr12.5よりPowerShellをベースとした
コマンドラインを提供しています。次世代コマンドラインに乗っかった感じですね。
尚、実際の製品の動き・命令処理については、次回簡単にまとめますので、
まずは使ってみるという形から入りたいと思います。
Windows PowerShell 2.0を使う場合には、ARCserve Replication r12.5 SP2 を
使ってください。(参照: r12.5 SP2が公開されました )
インストール自体はあっさり終わります。
ウィザードに従って、次へ次へと進めていくだけです。
(デフォルトのままで問題ないです)
① インストーラから「CA XOsoft パワーシェルのインストール」をクリック
② [セットアップ言語の選択]画面で「日本語」を選択して「OK」をクリック。
インストール準備が始まります。
④ 「使用許諾契約」画面で、「ライセンス使用条件に同意する」を選択後、「次へ」をクリック
⑤ 「ユーザ情報」画面で、必要情報を入れて「次へ」をクリック(デフォルトでもOK)
⑥ 「インストール先のフォルダ」画面で、インストール先を指定して「次へ」をクリック
⑦ 最後に「インストール」をクリックして、インストールを実行します。
(インストール中・・・・)
⑧ インストールが終わったら「完了」をクリックして、ウィザードを終了します。
なお詳しくは、製品マニュアルのインストールガイドを 参照してください。
Arcserve Replication/High Availability r16.5 インストールガイド - Arcserve RHA PowerShell のインストール
※ リンク先の URL を変更しました。現時点では r16.5 が最新バージョンです。(2018/11/29)
簡単すぎるせいか、1ページしか解説がありませんが・・・(汗
【3】 Windows PowerShell でスクリプト実行ポリシーの変更
バッチなどからスクリプトを実行してシナリオの管理・制御を行う場合には、
必ずこの処理をしてください。
ステップ① Windows PowerShellを起動
ステップ② 以下のコマンドを実行
PS > Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
こんな感じです↓
ステップ③ 問いに対して Enter を押して終了
以上です!
第2回は「CA パワーシェルを使ってみよう~」ということで
パワーシェルを利用した簡単な操作をしてみたいと思います。
追記:2010.04.05
・タイトルの変更をしました
・一部文言を修正しました
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