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2010年3月の9件の記事

2010年3月30日 (火)

CA PowerShell 講座 第2話: CA パワーシェルを使ってみよう

マサオミです。Tech Tuesday(略してTT)のお時間です。

今回はCA XOsoft パワーシェル(以降、「CA パワーシェル」と呼びます)を使って、
CA ARCserve Replicationを操作してみましょう。

(2020年3月10日追記)この記事に出てくる「CA XOsoft パワーシェル」は「Arcserve RHA PowerShell」の旧称です。Arcserve RHA r15 以降を使っている方は置き換えてお読みください。

前回までの記事:
CA PowerShell 講座 第1話: CA パワーシェルをインストールしよう

始める前にマネージャを利用して予めシナリオを作成しておいてください。
CA パワーシェルからでももちろん作成できるのですが、
シナリオの作成自体はGUIを使った方が簡単だとは思うので
ここは横着させていただきます。

【作成するシナリオ】
・サーバタイプ:ファイルサーバ
・製品タイプ:レプリケーションおよびデータリカバリ (DR)
・レプリカ上のタスク: なし
・シナリオ名: FileServer (※この記事上は便宜上デフォルトのままにしております)

具体的なシナリオ作成方法については以下のページの [Arcserve Replication/HA] タブ内にある
「インストールガイド」のを参照してください。

Arcserve カタログ センター

では、「CA パワーシェルを使ってみよう~」の始まり~。

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2010年3月26日 (金)

Arcserve Replication/HA インスタンス数不足のエラー

イイヅカです。

Arcserve Replication / High Availability のライセンス登録はライセンスキーを入力するシンプルな形式なので簡単に登録が完了します。そのため、登録時のご質問はあまり頂かないのですが、その中でもよくあるお問い合わせをご紹介したいと思います。

 

【Q】
・「パッケージ」ライセンスを必要数購入したのに、インスタンス数が不足しているエラーが表示される!
・マスター側、レプリカ側のそれぞれにコントロールサービスを導入し、それぞれ1つずつライセンスキーを登録したところ、インスタンス数不足のエラーが出ている!

【A】
「パッケージ」ライセンスの場合、コントロールサービス導入先で、インスタンス数分登録してください。

【解説】
Arcserve Replication / High Availability のライセンスキーには2種類あります。
A) パッケージ購入にて、同梱されているライセンスキー
B) ライセンスプログラム購入にて、PDFに記載されているライセンスキー

登録時に注意頂きたいのが、A(パッケージ版)のライセンスは1ライセンスキーにつき1インスタンスということです。

そのため、コントロールサービス導入マシンにて利用インスタンス数分登録する必要があります。
※パッケージ版を2インスタンス利用の場合は同じマシン(コントロールサービス)でライセンスキー登録を2回行う必要があります。

※なお、コントロールサービスはマスタとレプリカ両方に入れる必要はありません。このあたりの詳しい説明は先日の記事「コントロールサービスって何なのさ」にまとまっています。

コントロールサービスって何なのさ

 

“パッケージ版はインスタンス数分繰り返し登録する”

上記を導入時に覚えておくと、スムーズにレプリケーションを利用することができます。

 

ちなみに、B(ライセンスプログラム版)は、1つのライセンスキーでご利用インスタンス数分使うことができますので登録は一度きりです。

ライセンス登録の詳細手順につきましては下記ライセンスデスクの技術情報をご確認ください。

Arcserve Replication / High Availabilityのライセンスキー登録方法

※ 記事中の URL を変更しました。(2022/09/28)

 

<関連技術情報>

十分なライセンス キーを適用しているのにライセンス エラーが記録される

2010年3月23日 (火)

CA PowerShell 講座 第1話: CA パワーシェルをインストールしよう

マサオミです。

好き勝手更新していると良くないと思い、Tech Tuesday (略してTT) と自分で決めて
火曜日に技術的な情報を更新していく日にしようと思います。頑張ります。

さて、今回は、前回の記事で後ほど説明します、と言っていた
CA XOsoft パワーシェル(以下、CA パワーシェル)について解説いたします。
ARCserve Replicationをコマンドで操作する場合の方法だと思ってください。

(2020年3月10日追記)この記事に出てくる「CA XOsoft PowerShell」は「Arcserve RHA PowerShell」の旧称です。Arcserve RHA r15 以降を使っている方は置き換えてお読みください。

とは言っても、「『ぱわーしぇる』って何?」って方もいらっしゃると思いますので、
順序立てて説明していこうと思います。
※ スクリーンショットも貼ってあるんで、若干長いです。

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2010年3月18日 (木)

コントロールサービスって何なのさ

ご無沙汰しております。マサオミです。バタバタしておりまして、ようやく落ち着いてブログが書けます。

 

いきなり質問です。製品トライアルをお試しの皆さん、Arcserve Replication / High Availability のコントロールサービスってどこにインストールしていますか?マスタとレプリカの両方にインストールしてませんか?

 

コントロールサービスはマスタとレプリカ両方に入れる必要はありませんよ~!

 

ってことで、今回は最近特に質問の多い、「コントロールサービスって何ですか?」「どこにインストールすればいいんですか?」という疑問に答えたいと思います。

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2010年3月 5日 (金)

非同期通信って何でしょう?

レイブンです。
今回はちょっと長文にチャレンジです。

ARCserveReplicationというソフトは、別のサーバーと同期するソフトではあるんですが、
じゃあファイルの変更が即座に瞬時、別サーバーに反映されるのかというと、そうではないんですよね。

ARCserveReplicationは非同期型のレプリケーションソフトに分類され、
マスタサーバーで変更されたデータがレプリカサーバーで変更されるのにタイムラグが発生します。
厳密には、「瞬時、即座、」に同期されるわけではないんです。

非同期型レプリケーションとは、マスタサーバーの変更分をレプリカサーバーに送信して終わりです。
マスターサーバーの方が先にデータ変更され、レプリカサーバーは変更分データを受け取ってからデータ変更行います。
eメールの動きに近いでしょうか、すぐに相手には届くけど、タイムラグは発生する、といったニュアンスです。
難点は、レプリカサーバーにデータが届いていないかも知れない、というところです。
マスターサーバーとレプリカサーバーでデータに差違がでる可能性があるんですね。

では同期型レプリケーションとは何か。
マスターサーバーでデータ変更があった場合、ファイルに書き込む前にレプリカサーバーと通信をとり、マスター/レプリカサーバーで同時にファイル書き込みを行う方式です。
マスタサーバーとレプリカサーバーの双方のデータ変更が終わったのを確認して初めて同期終了となります。
一見完璧に見えますが難点があります。レプリカサーバーからの返信まで他の処理ができず、パフォーマンスが悪くなるんですね。

ARCserveReplicationは非同期型のソフトです。
非同期型レプリケーションはサーバーのパフォーマンスにあまり影響がないけど、整合性にちょっと疑問あり。
同期型レプリケーションは、サーバーのパフォーマンス低下がありますが、データの整合性については完璧。
どちらも一長一短、レプリケーションソフトでした。

2010年3月 4日 (木)

レプリケーションはライセンス登録も簡単

はじめまして
イイヅカです。

ライセンス登録と言えば一般的に・・・

“ライセンス認証に必要なPORTは?”
“オフライン環境ではどうしたらよい??”
“認証サーバがダウンしていて製品が使えない!!!”

上記の経験をした方も多いのではないでしょうか。

運用は簡単でも運用までのステップで滞ってしまっては
忙しい管理者の方の手を煩わせてしまうことになります。

その点、レプリケーションはライセンス登録も簡単なんです!

初回起動時に、パッケージに同梱されているライセンスキーを入力するだけで登録完了!
ライセンス購入版(OLP)であれば、PDFのライセンスキーをコピーペーストするだけでライセンス登録が完了します!

登録後、設定も簡単なレプリケーションであれば
すぐに運用をテスト、開始できるというわけです。

まさに”簡単”レプリケーションに死角なし!

ライセンス登録のイメージは下記のWEBにて紹介しております。
一度ご参照ください!

■Arcserve Replication / High Availabilityのライセンスキー登録方法
<https://www.arcserve.com/sites/default/files/2022-08/lic-rha-165-jp.pdf>

2010年3月 3日 (水)

密かに実装、スナップショット

レイブンです。
相変わらずショートネタです。

ARCserve Replicationでのデータリストアですが、逆方向同期のリストア機能のほかにリワインド機能もあります。
オフィス系ソフトによくある「元に戻す」に似た機能で、リワインド機能は「その時点に戻す」という機能です。
ファイルを間違って削除しちゃった!という場合、ファイルを削除する直前に戻せるのですが、「その時点に戻る」ので、他のファイルにも影響がでてしまいます。
ちょっとクセのある機能なんですよね。

で件のスナップショットなのですが。
ARCserve ReplicationってVSSスナップショットを作成することができるんですよ。
作ったスナップショットはマウントすることで通常のフォルダのように(読み込み専用ですが)表示させることができます。
この機能を使うことで、任意のファイルだけ戻すことができるんですね。
しかも定期的にスナップショットを作ることも可能です(同期を一時停止する必要がありますが)。

ということで、スナップショット機能を使うと、いわるゆ「世代管理」も可能になります。
秘めたポテンシャル、にくいヤツARCserve Replicationです。

2010年3月 2日 (火)

レプリケーションの一時停止 (2/2)

ご無沙汰してます、ホテです。

前回に続き、Arcserve Replication の一時停止をスケジューリングしてみます。スケジューリングができれば週末にレプリカサーバのバックアップをする間はレプリケーションを一旦止めておく、といった使い方ができます。で、そのためにやる事はこの3つ。

  (1)一時停止を始める時間を設定する
  (2)一時停止が終わる時間を設定する
  (3)一時停止のタイムアウト値を調整する

これだけだと何のことやらわかりませんね。順番にやってみましょう。ちなみに今回は「金曜日の夜23時30分から土曜日の朝4時30分まで一時停止をする」という設定でいきます。(ここからとても長文です。ごめんなさい。)

 

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2010年3月 1日 (月)

Arcserve Replication とは?ライセンス体系、動作要件、価格。

Koichiです。

 

◆Arcserve Replication とは?

最近、Arcserve Replication()の問い合わせが多くなってきてます。うれしい限りです。

※Arcserve Replicaiton(アークサーブ レプリケーション)では次のことができます!

a.本番サーバでファイルに変更があるたびに、複製サーバでも同じようにファイルを更新する(レプリケーション)。

b.このレプリケーションは WAN 経由で行えるので、遠隔地のサーバやクラウドにもデータを複製できます。

c.本番サーバにトラブルが発生したときには、複製サーバに切り替え、そのまま、そこにあるファイルを利用する(手動。上位製品のハイ アベイラビリティでは自動です。)

 

※構成例

Rha_2

<関連記事>

おさらい:「Arcserve Replication」と「High Availability」の違いとは?

データベースのレプリケーションってどうやっているの!?

ファイルサーバへの移行にも便利!Arcserve Replicationを用いたOSバージョンが異なるWindowsサーバ間のデータレプリケーション

 

◆お役立ちリンク集

Arcserveに関連する情報を色々なところで発信していますのでお役立ちリンク集を作成してみました。

・[公式ページ Arcserve.com] 価格表

・[公式ページ Arcserve.com] ライセンスガイド ※カタログ センター内で各製品のライセンスガイドをお探しください。

・[公式ページ Arcserve.com] 無償トライアルお申込み ※無料で30日間すべての機能が利用可能

<関連記事>

Arcserve Replication/High Availability のライセンス種類と違い

疑問解決!Arcserveトライアル版(試用版)についての10の質問

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