Arcserve Replication/HAでHyper-V仮想マシンを丸ごと災害対策!
マサオミです。
最近、ホント寒いですね。この間の土日が比較的暖かかった分、 ギャップがあります。寒がりなのでとにかく春が待ち遠しいです。
Tech Tuesday・・・のつもりがフライングしました。でも、もう書いてしまったので、公開します!(汗
本日は最近お問い合わせが多いHyper-V仮想マシンを丸ごとレプリケーションする 「Hyper-Vシナリオ」について説明したいと思います。
■ Hyper-V シナリオとは
弊社よりARCserve Replicationの仮想化対応という話をするとき、 ゲストOSに直接製品をインストールする場合を 「ゲスト単位 (もしくはゲストベース)レプリケーション」、 Hyper-V環境のホスト側に製品をインストールし、 仮想マシンを丸ごと複製する場合を 「ホスト単位 (もしくはホストベース) レプリケーション」と呼んでいます。
この記事の中では「ホスト単位」 とは言わず正式名称の 「Hyper-V シナリオ」と記載します。
既にご存知だと思いますがARCserve Replicationでは レプリケーションの設定を「シナリオ」と呼びます。 ARCserve Backupで言うところの「ジョブ」ですね。 Hyper-Vシナリオというのは 「Hyper-V仮想マシンをレプリケーションする設定」です。
シナリオ作成のときも「Microsoft Hyper-V」と出てきます。
具体的な設定方法に関しては以下のドキュメントを参照ください。
Arcserve High Availability による Hyper-V シナリオの構築と運用方法
※URLをアップデートしました(2023/02/23)
■ Hyper-V シナリオ利用のメリット
メリット1: Hyper-V仮想マシンの災害対策ができる
もちろんHyper-VシナリオでもWANを越えてレプリケーションすることができますので、 Hyper-V環境の災害対策を簡単に実現いただけます。
データをポータブル(テープなど)にバックアップして輸送する、などの方法に比べて、ARCserve Replicationを利用すれば 災害対策が簡単に行えます。
いざという時に環境すべてを失ってしまうことを避けることができ、 障害発生時のデータにより近いデータを遠隔地で保存することができるというのも リアルタイム・レプリケーションというソリューションを利用するメリットになるかと思います。
メリット2: Hyper-Vの可用性を向上させる
通常Hyper-Vの可用性を向上させようとすると真っ先にクラスタ環境を思いつくと思います。
もちろんクラスタ環境を使っていただくことでHyper-Vの環境の場合、ライブマイグレーションや クイックマイグレーションといった機能の恩恵を受けることができます。 しかしながら、クラスタの運用になれない方ですとハードルが高く感じられる方もいらっしゃるでしょう。
ARCserve Replication/High Availabilityならば Hyper-V環境が仮にローカルディスクのみが搭載された スタンドアロンのサーバであっても切り替えまで実現することができます。
「クラスタまで大掛かりなことは必要ないけど、 何かあったときにはすぐ使えるようにしておきたい」 という場合に最適です。
メリット3: 仮想マシンのシステム領域もレプリケーションできる
Hyper-Vシナリオは仮想マシンをファイルとして丸ごとレプリケーションするので 仮想マシンのシステム領域まで含めて複製ができます。
通常ARCserve Replicationは「データ」のレプリケーションをする製品なので システム領域はサポート対象外ですが、Hyper-Vシナリオの場合、 仮想マシンだけは結果的にシステム領域までレプリケーションができます。
今回改めてHyper-Vシナリオについて書かせていただきました。いかがでしょうか?
Hyper-VもWindows Server 2008 R2になってから 性能面でも大きく向上をしたこともあり本番環境でも 利用されているお客さんが増えてきているようです。
是非、その際にはARCserve Replicationのご利用ください!
・動画も必見!Hyper-V仮想マシンが動きます!
次回もHyper-Vシナリオネタで行こうかと思ってます。
See you in next TT . . .
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