それ、レプリケーションでよろしく。UDPともども。

このお客様はファイルサーバのレプリケーションを実施されようと、とりあえずはテスト環境でARCserve Replicationを構築されました。

環境も2台用意し、いざ試してみるとファイルもフォルダもできているが、ふと見るとレプリカサーバに複製されたフォルダの更新時間が一向に変化しない。ファイルを更新すればファイルの更新時間はマスタと同一になるのに・・・。

「おかしい。なんで？」

と、なったわけです。

でも、フォルダがレプリケーションされないということはありません。実際にマスタサーバにフォルダを作ればレプリカサーバにもきちんとフォルダが出来上がります。

種明かしをすると、これ、エクスプローラの仕様・・・だと思います。仕様と言っていいのかわからないので曖昧な表現ですが・・・。FATとNTFSでも違いがあるようですので、ここではNTFSを基本にお話します。

フォルダには基本的にタイムスタンプとして「作成時間」しかありません。更新時間というタイムスタンプは持っていないのですが、ファイルの一覧表示したときに「更新時間」に入る時間がありません。なのでフォルダだけは「作成時間」を表示しています。

フォルダのプロパティを表示すると分かります。

なのでフォルダもきちんとレプリケーションできるのです。 違うのは「作成時間」のみです。（表示上は更新時間と見えますが）

なお、ARCserve Replicationで複製できるタイムスタンプは「更新時間」のみです。「作成時間」や「アクセス時間」は複製されませんので、ご注意ください。

また、共有フォルダ設定・共有のアクセス権の変更などは「同期処理」のみで転送できます。通常運用時に共有フォルダを変更した場合、変更をレプリカサーバに反映するには同期を実行してください。

いかがでしたか？ちょっと試されたときに結構疑問に感じる人が多いかと思い書いてみたのですが、参考になりましたら幸いです。

では、本日はここまで。

See you in next TT . . .

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