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2011年5月の2件の記事

2011年5月27日 (金)

遠隔地へのレプリケーションについて

レイブンです!(おすぎ風に、、、
今週は遠隔地へのレプリケーションについて説明させて頂こうかとおもいます。

最近ARCserve Replicationのお問い合わせで、
遠隔地への複製はできるのか、といったお問い合わせを多く頂きます。
例えば東京のデータを大阪へ、といった具合です。
VPNであるとか、WAN越しでのレプリケーションですね。

そもそもARCserve Replication自体、遠隔地へのデータ転送を目的としていたような節があり、当初の説明ではアメリカの西側と東側でのレプリケーションが可能!と図説付き謳っておりました。
そのため、東京-大阪間でも問題なくレプリケーション運用は可能です。

回線帯域なども気になるところですが、ARCserve Replicationは
ファイルそのものではなく、ファイルに対する変更処理だけをレプリカに転送するため、
さほど太い回線でなくても、運用はできてしまいます。
※まぁ、実際にはデータ更新量や、更新頻度などに依存する問題ではありますが、、

なお、ARCserveReplicationにはアセスメントモードと呼ばれる機能があり、
データ更新量がどのくらいあるのかを計測できるモードがあります。
更新量とか回線帯域などに不安のある環境の場合は、
トライアル版(無償です!)にてアセスメントモードをお試し下さい。

<Arcserve シリーズトライアル版>
https://www.arcserve.com/jp/free-trial-selection/
※リンクをUpdate(2020/06/04)

 

更新データが正しく転送出来ているのかも気になる点ですが、やはり問題ございません。
ARCserveReplicationでは、更新データは一度スプールと呼ばれるフォルダに保存されます。
確実にレプリカ側に反映されたことを確認したのちに、スプールのデータが削除されますので、
「データ投げっぱなし」みたいな状況は発生しません。

とまぁ、遠隔地レプリケーションについてまとめてみましたが、実は一番の懸念点は「同期」になります。
大量のデータを遠隔地越しに比較/転送するワケですが、
実は遠隔地レプリケーション時の同期については、先週のkoichiさんの記事がストライクです。是非、読んでみてください。

<1TBのファイルサーバのデータを短時間で同期する現実的な運用とは?!>
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2011/05/1tb-553e.html

 

レイブンでした!

2011年5月20日 (金)

1TBのファイルサーバのデータを短時間で同期する現実的な運用とは?!

Koichiです。

Arcserve Replication/HA でレプリケーションするデータの容量が大規模の場合、「最初の同期」をいかに短時間で行うか、という点がテーマとなります。特に、レプリケーション先が遠隔地の場合は、WAN 経由での同期を行う事になるので、このポイントは重要です 。

 

たとえば、「1TB 以上あるファイルサーバのデータをレプリケーション。ただし回線は 1 Mbps」という環境の場合、レプリカ側のサーバが空っぽの状態で始めたとしたら、おそらく 1 週間経っても同期処理は終わらないでしょう。

それならば、メディアや外付け HDD などに一度コピーして輸送した方がよっぽど早く終わります。

そこで、最初の同期はメディアや HDD で物理的に搬送を行い、いったんマスタ側・レプリカ側のサーバを同じ状態になった後、変更部分だけをネットワーク回線を使ってレプリケーションを実行していく。というのが、このような環境での現実的な運用になります。

Offline_sync_image_1_3 

 

Arcserve Replication では、「オフライン同期」という機能でこの運用を行っていきます。オフライン同期ではレプリケーションの運用を始めながらデータを移行することができます。

オフライン同期の詳細は、以下のブログ記事で特集しています。

■最初の「同期」に時間がかかる場合は「オフライン同期」で一気に解決
r15の新機能紹介: オフライン同期?え?

■「オフライン同期」の詳しい操作方法
r15の新機能紹介: オフライン同期を使う!

■ その他の関連記事
Arcserve Replication/HA の初回の同期を早く終わらせる方法

Arcserve Replication/HA : 9 TB(300万 ファイル)の同期時間を測定しました!

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