[ハンズオンセミナーレビュー] 2011/6/10「コンピュータ名の切り替えとミドルウェアの影響」など
マサオミです。
先週6月10日は、午前中にARCserve High Availability、
午後にARCserve Replicationのハンズオンセミナーを開催し、
講師をしました。
------ 【参加された方へのお詫び】 -------
何かのスイッチが入ってしまったようで・・・
自分でもびっくりするくらいフランクな話し方をしていて
参加されていた方にはかなり聞きづらいセミナーだったかもしれません。
大変失礼いたしました
------------------------------------
さて、ハンズオンセミナーレビューということで、ご質問いただいた中から
これは、と思うものをピックアップしていきたいと思います。
気軽にコメントいただけると嬉しいです。
■質問1
ARCserve High Availabilityのファイルサーバシナリオで
コンピュータ名の切り替えによるリダイレクションを有効にしたら
少なくともマスタのコンピュータ名が変わりますよね?
同居するミドルウェアなどに影響するのではないでしょうか。【回答】
事前に確認をしていただく必要があります。【解説】
スイッチオーバーが発生すると、マスタ側のコンピュータ名に
<元のホスト名>-RHA と接尾詞をつけて名前の変更を行い、
スイッチオーバー後に名前の競合が起こらないようにしているのですが、
実コンピュータ名を変更するので気にされる方も多いかもしれません。これは残念ながら世の中色々なミドルウェア・ソフトウェアがあるので
我々では何ともいえません。製品がサポートしているアプリケーションで
コンピュータ名の切り替えが使えるアプリケーションならば
問題ないことは弊社でも確認していますが、例えば他社のアンチウィルスや
UPSに付属するソフトウェアなどがコンピュータ名が変わっても正常に
動作するかどうかについては事前にメーカーに確認してみてください。
また、必要がないものについてはスイッチオーバー後、スタンバイとなった
マスタサーバ側のソフトウェアは停止しておくというのも1つの回避手段です。
■質問2
コントロールサービスにライセンスはかかりますか?【回答】
かかりません。【解説】
ライセンスはレプリケーションの元となるサーバと先となるサーバにかかり、
コントロールサービスにはかかりません。ですのでライセンスの数は
基本的にサーバの数を数えていただくだけでわかります。
もう少し言うと「1エンジン」=「1ライセンス」という感じです。
(ライセンス規約上の例外もあります)詳しくは「ライセンスガイド」もご参照ください。
https://www.arcserve.com/sites/default/files/wp-doc/rha-r165-licence-guide.pdf
※ URL を変更しました(2018/10/16)
■質問3
フォルダを移動すると中身が全部送られてしまうのか?【回答】
レプリケーション対象範囲内のフォルダの移動であれば
データは送られず「パスの変更(名前の変更)」という扱いになります。【解説】
これは以前にブログでも記事にした内容ですね。
ルートフォルダ配下のフォルダやファイルを移動しても
パスの変更となるだけで、データは送られません。
フォルダの下にファイルなどを移動するとそのフォルダの
アクセス権の設定しなければならないので、
「セキュリティの変更」という命令が流れますが、
これ自体も200バイト程度の情報なので大した量ではありません。<参考> レプリケーション中にファイルを移動したらどうなるの?
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2011/02/post-7301.html
---------
ということで、質問を3つピックアップしてみました。
Arcserve Replication のハンズオントレーニングお申し込みはこちらから。
https://marketing-navi.jp/seminars/hpeegv/seminar_2
※ URL を変更しました(2018/10/16)
皆様のご参加をお待ちしております。
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