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2011年6月22日 (水)

システムの復旧はどうやるの?

シュンスケです。

先回「ARCserve D2Dはイメージバックアップ製品です」というご紹介をした中で、「Windows OS入りイメージファイルをハードディスクに書き戻してあげるだけで、迅速に復旧することができます」という説明をしました。

サーバがウイルスに感染してしまったり、ハードディスクが壊れてしまって新しいものに交換した場合は、そもそもWindows OSがまともに立ち上がらない状態なので、どうやってイメージファイルをハードディスクに書き戻すのだろうと疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。

ハードディスクを新しいものに交換した場合を例に取ると、Windows OSがインストールされていない状態なので、当然OSを起動するという事ができません。
そこでD2Dでは復旧用CDを使ってサーバを起動し、復旧用CDの中のプログラムを使って「Windows OS入りイメージファイルを書き戻してあげる」操作を行います。

Windows OSをインストールした経験のある方はご存知かもしれませんが、Windows OSをインストールする際にも同様にOSのインストールメディアからサーバを起動し、メディアに含まれるWindows PEと呼ばれる簡易OS環境でインストール作業を行います。

実はD2Dの復旧用CDにも、このMicrosoft社謹製のWindows PEが使われています。(Windows PE 3.0)
Windowsをインストールするためのツールを使って、Windowsを復旧するので安心ですよね?

Windows PEを使うメリットは信頼性だけでなく、対応するデバイスの多さにもあります。
OSのインストールメディアや復旧用CDに入れられるデバイスドライバの数には限りがあるので、例えばRAIDコントローラやネットワークカードなどベンダー独自のデバイスが使われている場合、それらのドライバを別途用意する必要が出てきます。

Windows OS用のドライバであればベンダーから提供されていることはほとんど「あたりまえ」ですので、幅広いデバイスに対応することができます。
このあたりがLinuxベースなど非Windowsの復旧メディアを使うものとの大きな違いですね。

 

[2018年10月11日追記]
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