Arcserve D2D のインストール環境に合わせた現場技!
こんばんは Yasu です!
台風6号襲来!と思いきや、ここ新宿ではすっかり台風の影響も無くなり風もやんでいます。昨晩は風も強く、超高層ビルからのビル風も混じって、帰り道では体ごと飛ばされそうになってしまいました。でも台風一過の夏の夜空という雰囲気ではなく、どんよりしたクラウド(曇り空)ですが、とりあえず一安心です。
さて、今日は Arcservev D2D のインストールに関するちょっとしたトラブルシューティングのお話です。
Arcserve D2D のインストールはとても簡単で短時間で終わるのですが、環境によってはインストール直後にトラブル発生!なんてケースもあります。そんな時のために、これまで実際に遭遇したトラブル事例から、解決方法を皆さんに伝授します。
せっかく評価版もゲットしたし、インストールしてみよう!と思ったのに、起動しない!なんて時には、チャレンジしてみてください。さーて、今週もサービス!サービスぅ!(古っ!)
◆事例その1
インストール後、Arcserve D2D のタスクトレイ アイコンが赤くなったまま起動しない。
Arcserve D2D をインストールすると、[CA ARCserve D2D Web Service] というサービスがひとつだけ作成されますが、このサービスを起動できず、うまく動作しない場合は Arcserve D2D が使用するポート番号が競合しているかもしれません。デフォルト設定では、"8014" が Arcserve D2D との接続用に使用されます。
このポートが、他のアプリケーションで使用されている場合にはポートを変更しなければなりません。設定変更方法は、技術情報も掲載しているので参考にしてください。
[Arcserve D2D Web ベース ユーザ インターフェース で使用するポート番号変更方法]
https://support.arcserve.com/s/article/202909655?language=ja※ URL を変更しました。(2018/11/29)
◆事例その2
ポートは変更したのに、サービスが起動しない。
これはちょっとレアケースなのですが、既に Tomcat が導入済の環境に Arcserve D2D をインストールした場合に、Arcserve D2D サービスが起動できないことがあります。Arcserve D2D が使用する Tomcat は独立したフォルダにインストールされるので、既存の Tomcat に影響はないのですが、Tomcat が使用するシャットダウン用のポート(デフォルト"8005")が競合すると、Arcserve D2D サービスが起動できなくなります。
Tomcat のシャットダウンポートを変更するには、Arcserve D2D のインストールパスから \TOMCAT\conf フォルダを探してください。このフォルダの中の "server.xml" ファイルを編集してポートを変更します。
[変更方法]
server.xml の <Server> セクションを検索し、以下のように変更して保存します。
- 変更前
<Server>
- 変更後
<Server port="8006" shutdown="SHUTDOWN">
※ 上記は Arcserve D2D の TOMCAT が TCP 8006 ポートを利用するようにしています。
設定変更が完了したら、Arcserve D2D サービスを起動してみてください。
如何でしたか?今日はちょっと難しい内容でしたが、こんな情報もちょくちょくお届けしていきたいと思います。では、また次の機会に!!
« Arcserve D2D のアプリケーション対応 | トップページ | 物理サーバから仮想サーバへのサーバ移行ツールとしても Arcserve D2D が大活躍! »
「技術情報」カテゴリの記事
- 実はランサムウェア対策にも有用?! 仮想スタンバイって凄い!(2024.09.06)
- Arcserve RHA での 「圧縮転送」 と 「圧縮属性のレプリケート」(2024.07.26)
- Arcserve RHA : XML 形式で取り出したレポート ファイルを Microsoft Edge で見る方法(2024.04.26)
- 超人気コンテンツの動画公開!! 「Arcserve UDP」と「Arcserve Backup」の違い(2024.01.12)
- Arcserve Backup チューンナップ/設定 シリーズ: テープバックアップのパフォーマンス向上(2023.10.27)
「Arcserve UDP」カテゴリの記事
« Arcserve D2D のアプリケーション対応 | トップページ | 物理サーバから仮想サーバへのサーバ移行ツールとしても Arcserve D2D が大活躍! »
コメント