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2011年7月20日 (水)

Arcserve D2D のインストール環境に合わせた現場技!

こんばんは Yasu です!

台風6号襲来!と思いきや、ここ新宿ではすっかり台風の影響も無くなり風もやんでいます。昨晩は風も強く、超高層ビルからのビル風も混じって、帰り道では体ごと飛ばされそうになってしまいました。でも台風一過の夏の夜空という雰囲気ではなく、どんよりしたクラウド(曇り空)ですが、とりあえず一安心です。

さて、今日は Arcservev D2D のインストールに関するちょっとしたトラブルシューティングのお話です。

Arcserve D2D のインストールはとても簡単で短時間で終わるのですが、環境によってはインストール直後にトラブル発生!なんてケースもあります。そんな時のために、これまで実際に遭遇したトラブル事例から、解決方法を皆さんに伝授します。

せっかく評価版もゲットしたし、インストールしてみよう!と思ったのに、起動しない!なんて時には、チャレンジしてみてください。さーて、今週もサービス!サービスぅ!(古っ!)

 

◆事例その1

インストール後、Arcserve D2D のタスクトレイ アイコンが赤くなったまま起動しない。

Arcserve D2D をインストールすると、[CA ARCserve D2D Web Service] というサービスがひとつだけ作成されますが、このサービスを起動できず、うまく動作しない場合は Arcserve D2D が使用するポート番号が競合しているかもしれません。デフォルト設定では、"8014" が Arcserve D2D との接続用に使用されます。

このポートが、他のアプリケーションで使用されている場合にはポートを変更しなければなりません。設定変更方法は、技術情報も掲載しているので参考にしてください。

[Arcserve D2D Web ベース ユーザ インターフェース で使用するポート番号変更方法]
https://support.arcserve.com/s/article/202909655?language=ja

※ URL を変更しました。(2018/11/29)

 

◆事例その2

ポートは変更したのに、サービスが起動しない。

これはちょっとレアケースなのですが、既に Tomcat が導入済の環境に Arcserve D2D をインストールした場合に、Arcserve D2D サービスが起動できないことがあります。Arcserve D2D が使用する Tomcat は独立したフォルダにインストールされるので、既存の Tomcat に影響はないのですが、Tomcat が使用するシャットダウン用のポート(デフォルト"8005")が競合すると、Arcserve D2D サービスが起動できなくなります。

Tomcat のシャットダウンポートを変更するには、Arcserve D2D のインストールパスから \TOMCAT\conf フォルダを探してください。このフォルダの中の "server.xml" ファイルを編集してポートを変更します。

[変更方法]
server.xml の <Server> セクションを検索し、以下のように変更して保存します。

- 変更前
   <Server>

- 変更後
  <Server port="8006" shutdown="SHUTDOWN">
  ※ 上記は Arcserve D2D の TOMCAT が TCP 8006 ポートを利用するようにしています。

 

設定変更が完了したら、Arcserve D2D サービスを起動してみてください。

如何でしたか?今日はちょっと難しい内容でしたが、こんな情報もちょくちょくお届けしていきたいと思います。では、また次の機会に!!

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