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2011年10月11日 (火)

ARCserve RHA r16 新機能紹介 ~ Amazon EC2 へレプリケーション(2/2) ~

マサオミです。2週間ぶりの Tech Tuesday を始めます~。

 

さて本日は前回の続きということで、Amazon EC2 に向けてレプリケーションを行うにあたりどのような準備をしておけばよいか、について書かせていただこうと思います。 

まず、Amazon EC2 へのレプリケーションを行う場合には、以下が必須条件です。

  • Amazon Web サービス(AWS) のアカウントを作成していること    
  • Elastic Block Storage (EBS) に接続した Amazon Machine Image (AMI) を作成していること
  • Virtual Private Cloud (VPC) が作成され、VPN を使用してオンプレミス ネットワークと接続されていること
  • フル システム及び Microsoft Hyper-V 以外の日本語版でサポートされているサーバ タイプであること

<参考> ARCserve RHA r16 サポート ~注意制限事項より~   
https://support.arcserve.com/s/article/203838485?language=ja

Amazon EC2 の言葉などもありますが、それぞれ簡単な解説をしつつ   進めていこうと思います。 

まずイメージとしてこんな作業が必要、ということをまとめてみました。

image

 

■ STEP1

Amazon EC2 ではカタログにリストされた OS からインスタンスと呼ばれる仮想マシンを作るところから始まります。ARCserve RHA でレプリケーションをするにしてもまずは同様の作業が必要です。 

<参考> ITProより   
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20081202/320506/   
イメージ:   
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20081202/320506/?SS=imgview&FD=55062768&ST=cloud

   

■ STEP2

インスタンスそのものは英語版 OS が導入されていたりしますので日本語化作業などを行います。 

    

■ STEP3

Amazon EC2 上で作成したインスタンスは停止(Terminate)すると完全に元の状態に戻ってしまいます。(変更した内容は残りません) 

これでは EC2 そのものに障害があった場合などでも突然レプリカがなくなってしまうということも考えられます。

この状況を補うため Amazon EC2 では仮想ハードディスクにあたる Elastic Block Store(EBS)と呼ばれるものを提供しています。この EBS を使った独自の Amazon Machine Image(AMI) を作成します。(ここでいう「独自」とはAWSから提供されているものではないオリジナルの、という意味です) 

    

■ STEP4

さて、準備はできたものの、Amazon EC2 に接続するためには Amazon VPC というサービスに申し込み、社内環境と Amazon EC2 の環境をあたかも同じ社内環境であるかのように設定する必要があります。VPN を張って WAN を越えるような感じですね。 

もし設定方法やスクリプトなどが提供されていないルータを使う場合にはある程度ルータの知識をもって、独自に設定する必要があるようです。参考になりそうなサイトを見つけましたのでこちらも掲載しておきます。Vyatta という仮想ルータで Amazon VPC に VPN 接続する仕方です。

<参考> さくらのVPSにVyattaを入れて、Amazon VPCにVPN接続 - kikumotoのメモ帳   
http://d.hatena.ne.jp/kikumoto/20110430/1304173204

   

■ STEP5

さて、ここまで来たら後はインスタンスを作成して、Amazon EC2 上にレプリカを作りましょう。

ここからは ARCserve RHA のマニュアルも参照してください。基本的には「クラウドビュー」からウィザードにしたがって次へ次へと進めていくだけで簡単にレプリカに使用するインスタンスを作成できます。 

<参考> ARCserve RHA r16 マニュアル   
http://documentation.arcserve.com/Arcserve-RHA/Available/R16/JPN/bookshelf.html 
管理者ガイド P106~

要所要所でスクリーンショットも掲載されているので特に迷わず進められると思います。

   

■ STEP6

最後の手順として、データの保存先を作ります。ここも途中でご説明した EBS を別に用意し、インスタンスにアタッチ(接続)します。

使用量によって課金されますのであまり大きなデータをずっと保持し続けるには向かないかもしれませんが、それでも大切で重要なデータだけは Amazon EC2 上に保管しておくためには十分な容量を持っていると思います。 

<参考> EBSを利用してEドライブを作成   
http://ms76.jp/2009/02/16/ec2_windows_2003_on_ja/#toc-ebse

 

■ 最後に 

後はシナリオを作ります。その際に、[クラウドへの レプリケート] にチェックを入れて、作成したインスタンスを指定します。

RE_000051   

※この画面上ではレプリカのホスト名が入力されていますが [クラウドへの レプリケート] にチェックを入れるとレプリカ ホスト名の入力フィールドがグレーアウトします。

おっと、忘れてはいけない、当然ながら Amazon EC2 に作成されたインスタンスにも ARCserve RHA エンジンの導入は必要ですのでインストールしてください。エンジンはリモートインストールが可能です。シナリオを作成する途中でもできますので実施してください。 

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以上、かなりざっくりとした説明ですが、ARCserve RHA を Amazon EC2 に向けてレプリケーションする場合の導入・設定方法について解説させていただきました。

最後によく聞かれる、「データ転送量やI/Oの量はどのくらいになりますか?」という質問なんですが・・・本番環境で発生している更新量そのものが Amazon EC2 側でも発生しますので、本番サーバで直接ご確認ください。   

転送量についてはアセスメントモードもご利用ください。データ転送量についてはアウトとイン、それぞれで課金されますが、リストアすることも考えて更新量x2 + ちょっと多めに見積もっていただく方がよいでしょう。   

 

ということで、若干長くなりました本日はここまで。

次回は「レプリケーション中の通信の暗号化機能」について解説したいと思います。

See you in next TT . . .

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