2TB以上の大容量システムをARCserve D2Dでバックアップ
お久しぶりです、シュンスケです。
本日配信のメルマガでもご案内させて頂きましたが、ARCserve D2D r16の動作要件を更新いたしました。
従来ARCserve D2Dでは圧縮バックアップで2.6TB、非圧縮バックアップで2TBを上限の推奨値、また1物理ディスクのサイズは2TBまでをサポート対象としてご案内していました。
これはスペック上の制限ではなく、あくまでイメージバックアップでのバックアップ時間を鑑みた「相場」だったのですが、皆様の「大容量データをイメージバックアップで」というニーズが予想以上に多かったため、動作要件を変更させて頂きました。
新しい動作要件ではバックアップ設定に「標準圧縮」「最高圧縮」が選択されていれば、対象のバックアップデータ量の制限はありません。
では「圧縮なし」はどうなるのか、と疑問に思われる方も少なからずいらっしゃるので、ちょっと技術的な補足をさせてください。
ARCserve D2Dのバックアップイメージは「圧縮なし」ではVHDフォーマットで保存されます。実際の拡張子は「.D2D」ですが、例えばWindows 2008 R2の「ディスクの管理」ではそのまま接続する事ができます。
ところがVHDフォーマットの規格ではファイルサイズが2TBまでとなるため、2TBを超えるデータをVHDフォーマットで保存する事はできません。
このため、「圧縮なし」=VHDフォーマットでは2TBを超えるディスクをバックアップすることができないのです。
一方で「標準圧縮」や「最高圧縮」のバックアップイメージは厳密なVHDフォーマットではなくなるため、2TBの壁を超える事ができるようになります。
ARCserve D2Dのバックアップ設定ではデフォルトで「標準圧縮」が選択されているため、意図して設定を変更しない限りは2TBを超える環境でもそのままバックアップする事ができます。
もし圧縮設定を「圧縮なし」に変更した場合には、2TB以上のディスクにあるボリュームはバックアップ対象から自動的に除外される事をご留意ください。
ご提案に活用頂ける幅の広がったARCserve D2D、是非トライアル版でお試しください!
https://www.arcserve.com/jp/free-backup-software-trial/
(2018/10/11 URLを更新。Arcserve D2D に興味のある方は後継製品の Arcserve UDP をお試しください!)
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