「同期」と「レプリケーション」は別モノです!!
こんにちは、ホテです。
ARCserve Replication/HA を使っていく上で押さえておきたいのが「同期」と「レプリケーション」の違いです。特に初めの頃はこの二つを取り違えがちなのでご注意ください。
「同期」はレプリケーションを始める際の前処理として「最初に一回だけ」行う処理です。マスタとレプリカのファイルを比較し、違いのある部分だけを転送してデータを一致させます。
「レプリケーション」を始める前に「同期」でデータを揃えます
ただし、毎回毎回マスタとレプリカのファイルを比較するのでは大変です。そこで、マスタサーバで行われるデータの「変更」を監視し、同じ変更をリアルタイムにレプリカで再現するのが「レプリケーション」と呼ばれる処理です。
「同期」が始めだけなのに対して、この「レプリケーション」はシナリオが実行されている間、常時行われています。
「変更処理」だけを複製します
また、シナリオを実行する際に「ファイルレベル同期」と「ブロックレベル同期」を選ぶ画面が出てきますが、これは最適な「同期」の方法を選んでいるだけですのでご注意ください。
最適な同期方法を選べば「同期」が早く終わります
ここで何を選んでも「同期」が終わって「レプリケーション」が始まればファイルレベル/ブロックレベルという違いはありません。「レプリケーション」ではマスタで行われた変更をレプリカで再現するだけです。