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2012年2月28日 (火)

ARCserve RHA r16 新機能紹介 ~ カスタムアプリケーション保護機能強化 (2/2) ~

マサオミです。 3週間ぶりになってしまって申し訳ないのですが   
Tech Tuesdayを始めたいと思います。

今回は前回に引き続きカスタムアプリケーション保護機能について   
解説したいと思います。 

======== r16 新機能目次 ========

① クラウド環境(Amazon EC2)へのレプリケーション その1 その2   
② レプリケーション中の通信の暗号化機能 その1 その2   
③ カスタムアプリケーション保護機能強化 その1 その2 (←本日はここ)   
シナリオ実行中のプロパティ変更   
レプリケーション用IPアドレスと管理用IPアドレスの設定   
その他改良および修正点 

==============================

前回解説させていただいた内容は完全にオリジナルのアプリケーションを   
ARCserve RHAで保護する場合にどうしたらよいか、ということを中心に   
書かせていただきました。例えば以下に掲載していますサイボウズガルーン3の   
対応方法はまさにカスタムアプリケーション保護で対応した例です。 

ARCserve High Availabilityで実現する災害時の『Cybozu Garoon 3』 運用継続 設定ガイド
※リンクをUpdate(2022/09/29)

ただ、世の中にはデータベースにはMicrosoft SQL Serverを利用していたり   
Oracle データベースを利用していたりなど既存のものを使い、   
その上にアプリケーションを実装して販売しているアプリケーションも多くあります。   
手組みのアプリケーションをSQL Server上に構成している、という場合もあるでしょう。 

その場合、どのように対応したらよいでしょうか。

ARCserve RHAが対応しているデータベース、例えばSQL Serverなどであれば   
そのままSQL Serverシナリオを作っていただいた方が簡単です。   
自分でいちいちフォルダやサービスも選んでという作業がいらないからです。

今回カスタムアプリケーション保護機能の強化ポイントは   
SQL ServerやOracle データベースなどARCserve RHAが自動的に   
管理対象とするサービス以外にも、独自のサービスを選択することが   
できるよう[カスタム サービス管理]が追加された点です。

まず、従来の方法でSQL Serverシナリオを作ります。   
その後、右ペインの[ルート ディレクトリ]タブから[カスタム サービス]をダブルクリックします。

CustApp2-1 

 

すると[カスタム サービス管理]画面が上がってきますので、   
必要なサービスを選択します。この例ではServerとPrint Spoolerという   
何の関連性も無いサービスをとりあえず選択しています。   
またこれらのサービスの開始順序も選択できるようになっています。

CustApp2-2 

 

左上にある[(すべて)]というプルダウンから[管理対象サービス]を選択すると、   
現在監視対象になっているサービスのみが表示されます。   
ここで再度開始順序を確認いただくのもよいでしょう。   
例ではServerサービスが1番最初に開始するようになっていますが、   
おそらくデータベースの起動が先になると思いますので   
必要に応じて調整してください。

CustApp2-3

[OK]をクリックして、シナリオを保存してください。   
最終的なシナリオの設定イメージが以下です。 

CustApp2-4

[ルート ディレクトリ]タブの[カスタム サービス]に   
選択したサービスが追加されていることが確認できるかと思います。

 

いかがでしょうか。独自のアプリケーションであっても   
スクリプト等を書かずに対応できるので便利ですよね。

 

ただ、カスタムサービス管理を利用する上での注意点としては、   
そのアプリケーションがサービスを開始するだけで起動するかどうかを   
確認しておくことです。何か処理を実行しないと起動できないアプリケーションだと   
サービスを管理していても意味はないですからね。 

また、データベースに全てのデータが格納されていればよいのですが   
外出しでファイルが存在しているようなアプリケーションの場合には   
それらのデータも含めてレプリケーション対象に含めてもらう必要があります。

いずれにしても手放しで全部のアプリケーションが   
ARCserve RHAで保護ができるとは言えませんので   
アプリケーションのメーカーさんや開発された方などと相談しながら   
事前にトライアルなどで検証してみてください。 

■ 無償トライアル| Arcserve   
https://www.arcserve.com/jp/free-trial-selection/
※リンクをUpdate(2020/06/04)

   

今回ご紹介したSQL Serverに監視対象のサービスを追加する手順は   
ARCserve High Availabilityのハンズオントレーニングでも実際に体感いただけます。

【無償実機トレーニング】災害対策・業務継続に!Arcserve Replication/HA■後編■   
https://marketing-navi.jp/seminars/hpeegv/seminar_4

 

ARCserve Replicationのハンズオントレーニングを既に受けられている方を   
前提としたトレーニングになっていますので、また参加されていない方は   
是非ARCserve Replicationのハンズオントレーニングにもご参加ください。

【無償実機トレーニング】災害対策・業務継続に!Arcserve Replication/HA■前編■ 
https://marketing-navi.jp/seminars/hpeegv/seminar_2

 

ということで、本日はここまで。   
See you in next TT . . .

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