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2012年3月16日 (金)

ARCserve HAを使っている方に ~ スイッチオーバー後にチェックして欲しい事

こんにちは、ホテです。

今日はARCserve High Availabilityを使っている方に覚えておいていただきたい、
スイッチオーバー後の「非アクティブ化」についてお話しします。

ARCserve High Availability のリダイレクション方式はいくつかありますが、
ここでは「IP移動」を例にご説明します。

「IP移動」を使っている場合、マスタサーバに障害が起きてスイッチオーバーが
行われると、クライアントがこれまでマスタサーバへのアクセスに使っていた
IPアドレス(以後これを「実運用IPアドレス」と呼びます)が、
レプリカサーバに移動します。

Fig1

(障害によってIPアドレスが移動)

 

これで、障害後もレプリカサーバを使って業務を続ける事ができる
わけですが、問題になるのはマスタサーバの復旧後です。

マスタサーバにはまだ実運用IPアドレスが残っているため、
マスタサーバを復旧した後にそのままネットワークにつなげてしまうと、
実運用IPアドレスを持ったサーバが2台存在してしまう事になります。
その結果、シナリオが実行できなくなったり、クライアントからサーバに
正常に接続できなくなったりという問題が起こってしまいます。

Fig2

(IPアドレスが競合)

 

こういった問題を避けるためやっていただきたい処理が「非アクティブ化」です。
具体的にはマスタサーバをネットワークに再接続する前に、
ネットワークアダプタから実運用IPアドレスを削除しておきます。
こうする事でIPアドレスの競合を避ける事が出来ます。

Fig3

(IPアドレスを削除した上でマスタをつなげる)

 

この非アクティブ化は、マスタサーバが"生きている"状態であれば
ARCserve High Availability が勝手にやってくれるものです。
ただし、マスタサーバが物理的にダウンしてしまっている状態では、
非アクティブ化を行う事が出来ないため、マスタサーバの復旧後に
必ず人の手で行う必要があります。

また、今日は「IP移動」についてご説明しましたが、
「コンピュータ名の切り替え」を使用する場合も、
マスタサーバをつなげる前の非アクティブ化が必要です。
(その場合はマスタサーバのコンピュータ名の末尾に-RHAをつけます)

具体的な手順は
「ARCserve Replication / High Availability r16 管理者ガイド」
の「マネージャ外部からのアクティブ サーバのリカバリ」という項目
をご覧ください。

・管理者ガイドはこちら↓
http://documentation.arcserve.com/Arcserve-RHA/Available/R16/JPN/Bookshelf_Files/PDF/XO_ADMIN_W_JPN.pdf

ARCserve High Availability の無償ハンズオンセミナーでも実機で
この手順を確認する事が出来ます。ご興味ある方はぜひご参加ください。

・ARCserve High Availability 無償ハンズオンセミナー
https://marketing-navi.jp/seminars/hpeegv/seminar_4

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