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2012年3月13日 (火)

ARCserve RHA r16 新機能紹介 ~レプリケーション用IPアドレスと管理用IPアドレスの設定~

マサオミです。   
今週のTech Tuesdayを始めたいと思います。

気が付いたらかなりの長期連載になってしまった   
ARCserve RHA r16 新機能紹介シリーズですが    
本日は「レプリケーション用IPアドレスと管理IPアドレスの設定」を    
ご説明したいと思います。 

======== r16 新機能目次 ========

① クラウド環境(Amazon EC2)へのレプリケーション その1 その2    
② レプリケーション中の通信の暗号化機能 その1 その2    
③ カスタムアプリケーション保護機能強化 その1 その2    
シナリオ実行中のプロパティ変更    
レプリケーション用IPアドレスと管理用IPアドレスの設定 (←本日はここ)   
その他改良および修正点 

==============================

この機能を説明する前にARCserve RHAの主要コンポーネント「コントロールサービス」と   
「エンジン」についておさらいしたいと思います。このコンポーネントを理解していないと    
説明の意味がわからなくなってしまうかと思いますので・・・。

 

ARCserve RHA コントロール サービス      
シナリオの作成や稼働状況の確認など、レプリケーションの管理に必要なサービスです。
マスタおよびレプリカサーバとTCP/IPで通信が可能なサーバに最低1台インストールします。

 

※コントロールサービスについては以下のブログ記事も参考になると思います。 
コントロールサービスって何なのさ

 

ARCserve RHA エンジン      
レプリケーションを実行するコンポーネントです。マスタ サーバ(レプリケーション元)、   
レプリカ サーバ(レプリケーション先)の双方にインストールします。

 

では、今回追加された「レプリケーション用IPアドレスと管理IPアドレスの設定」とは何か。

ざっくりしたご説明をすると、

コントロールサービスから命令を受け取る回線(管理用)と      
レプリケーションによるデータ転送の回線(レプリケーション用)を      
明確に分けられるようになりました。

ということなんです。 

これまでもレプリケーション専用線を作ってデータは   
そちらを流れるように設定することはできたのですが、    
コントロールサービスが別立てのサーバにあると    
そのサーバもレプリケーション専用線につないでいただく必要がありました。

RepIPManageIP1

r16からは管理IPアドレスとレプリケーションIPアドレスを   
明示的に指定できるようになり、コントロールサービスの配置場所を    
柔軟に選ぶことができるようになりました。 

RepIPManageIP2

※ 初期設定では[管理IPアドレス]の値がレプリケーションIPアドレスとして使われます。   
コントロールサービスをレプリケーション用ネットワークから切り離したいときのみ、    
[レプリケーションIPアドレス]を明示的に入力してください。

 

では、これをどんな時に使うかというと、以下のような場合です。

RepIPManageIP3

この例ではコントロールサービスは東京の本社、   
レプリケーション対象のデータおよびその複製先は各支店内にある場合です。 

東京本社から各支店のサーバには業務用回線を使わないと接続ができません。   
しかし、レプリケーションのデータは支店内に設置した専用線を使って流したい。    
このような場合、r15までは各支店にコントロールサービスを配置してもらう必要がありました。    
r16からは指定いただければ上記のようなことが簡単に行えます。

 

image

   

この機能についてもARCserve Replicationのハンズオントレーニングで   
ご説明をしております。是非実際に製品を触って実感してみてください。

 

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https://marketing-navi.jp/seminars/hpeegv/seminar_2

   

それでは、今週はここまで。   
See you in next TT . . .

 

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