データ複製だけ。から発展。さらに突っ込んだ安全確実な業務の継続を。
Koichiです。
最近の傾向として、「リアルタイムでデータを複製し、障害直前までのデータを保護したい」からさらに一歩進んだ対策が注目されてきているようです。
その一歩進んだ対策とは、「障害発生時の自動サーバ切替により、復旧作業から手作業を極力省きミスを減らすことで、安全確実な業務の継続を実現したい」というものです。
たしかに、サーバ(マスタ側)に障害が発生した際に、別のサーバ(レプリカ側)にデータがまるごと複製されて残っていれば、データ自体がなくなるという最悪な事態は防げます。
ただ、業務を止めないという点でいうと、データを複製してある代替サーバへ切り替えてスグに使える状態にしておくことが重要です。
その作業を、マニュアルを確認しながら人が行うという場合は、どうしてもスピードが遅くなりますし、ミスが発生する可能性もあります。また、ユーザへアクセスするサーバを変えて使うよう誘導するといことは IT スキルの高さにもよりますが、混乱が生じるおそれもあります。
そこで、安全確実な業務の継続という観点からは、なるべく人手をかけず自動化する。サーバの切り替え自体を自動化したい。ということになってきます。
この「サーバ自動切り替え」が着目されていることから増えてきた問い合わせはこの2つです。
1.Arcserve Replication と High Availability(HA) との違い
2.Arcserve High Availability(HA)のサーバ切り替え方法
公開資料のFAQにこの回答が以下の通り掲載されていますます。併せて補足のイメージ図を載せました
Arcserve カタログセンターのArcserve Replication/HA -よくある問い合わせと回答
※リンクをUpdate(2022/09/30)
■ Arcserve Replication と High Availability(HA) との違い
Q. Arcserve Replication とArcserve High Availability の違いを教えてください。(PDF 2ページ目)
A. Arcserve Replication は、レプリケーションに必要な標準的な機能を備えた製品です。
Arcserve High Availability はArcserve Replication の上位製品にあたり、レプリケーションを行う機能に加えて、本番サーバが運用継続出来なくなった場合にスイッチオーバーを行う機能をもっています。
■ Arcserve High Availability(HA)のサーバ切り替え方法
Q. Arcserve High Availability はどのような方法で切り替えを行うのですか。(PDF 9ページ目)
A. Arcserve High Availability は「IP 移動」「コンピュータ名の切り替え」「DNS リダイレクト」の3 種類の方式で切り替えを行うことができます。
「IP 移動」はマスタサーバの IP アドレスをレプリカサーバに移動させる方法です。
「コンピュータ名の切り替え」はレプリカサーバのコンピュータ名をマスタサーバのコンピュータ名に書き換えます。
「DNS リダイレクト」は DNS サーバのレコードを書き換え、マスタサーバのホスト名に関する名前解決の問い合わせに対してレプリカの IP アドレスを返させます。
これらの方法の組み合わせでクライアントからのアクセスをレプリカサーバに誘導します。
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