「同期」と「レプリケーション」その違いとは?
鉄道大好き、エヌエスです。
CA ARCserve Replication / High Availabilityでは、
マスタサーバ(本番側)で変更されたデータを
レプリカサーバ(複製側)へ再現することで、最新の同じデータを
2つのサーバで同時に持つことができます。
ところで、ARCserve Replication / High Availabilitの処理には、
「同期」と「レプリケーション」の2つがあるのをご存じでしょうか。
具体的に「同期」と「レプリケーション」を分かりやすく
解説したいと思います。
■同期
マスタサーバのレプリケーション対象データとレプリカサーバのデータを
完全に一致させる処理です。
レプリケーションを開始する際に必ず行います。
なお、同期の方法には、以下の3種類があります。
1)ファイルレベル同期
→比較的小さなファイル(100MB未満)が大量に存在する
ファイルサーバなどの環境に最適な同期方法です。
2)ブロックレベル同期
→比較的大きなファイル(データベースファイル等)が存在する
アプリケーションサーバやマスタサーバとレプリカサーバ間の
回線の転送速度が遅い環境に最適な同期方法です。
3)オフライン同期
WAN環境などマスタサーバとレプリカサーバ間の回線が低速な環境に
最適な同期方法です。
ただし、シナリオ開始時の初回同期でのみ使用できます。
■レプリケーション
マスタサーバで行われたデータの変更をレプリカサーバへ反映する処理を
「レプリケーション」と呼びます。
レプリケーションによって、マスタサーバのデータがレプリカサーバへ
リアルタイムに複製されます。
ちなみに「同期」つながりで、鉄道ネタを1つ。
最近の通勤電車は扉の上にディスプレイがあり、運行情報などが流れてますね。
しかし、運行情報やニュースは、刻一刻と変わっていきます。
では、どうやって、最新の情報に更新しているのでしょうか。
実は、主要駅には最新の情報を車両へ転送する装置があり、
車両が主要駅に到着した際、発信された情報を車両が受信することで、、
ディスプレイに、常に最新の情報が流れる仕組みになっています。
まさに、ディスプレイに流れる情報も駅と車両の「同期」によって、
最新の情報に更新されているわけですね。
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