それ、レプリケーションでよろしく。UDPともども。

ARCserve RHA には標準機能でメール通知を行う機能があります。

シナリオ作成中、もしくはシナリオ作成後にシナリオのプロパティを開き [イベント通知] を展開してください。その後、[通知] - [電子メール通知]と辿り、値を「オン」にしてください。設定項目が表示されます。

（2020年12月15日：画像を Arcserve RHA 18.0 のものに差し替えました。）

[メール サーバ]、[電子メール アドレス -差出人]、[電子メール アドレス -宛先] を入力し、最後に設定を保存してシナリオを開始します。

シナリオ実行後に「メールアドレスを間違えてしまった！」ということがあっても大丈夫です。ARCserve RHA r16 からはシナリオ実行中であっても、このプロパティを変更できます。

ARCserve RHA r16 新機能紹介 ～シナリオ実行中のプロパティ変更～

ARCserve RHA のメール通知は１イベント＝１メールではなく、ある一定間隔で通知されたイベントを1つにまとめて送ります。ですので、大量にメールが送られてくるということも少ないかと思います。

<通知メールのイメージ>

ただ、それでもいくつもシナリオを管理していて全部の通知を受けるとメールの量も多くなってします。

そんな時に1つの手段として有効なオプションが [エラー時のみ] です。このプロパティを有効にすると重大度が「エラー」と「クリティカル」のイベントだけがメールで通知されます。実際に対応が必要なケースは ARCserve RHA でエラーが起こった時のみ、と割り切ることで受信するメールを減らすことができます。

※残念ながら特定のイベントのみにフィルタする機能は ARCserve RHA にはありません。

実はこの「イベント通知」のオプションは、シナリオプロパティだけにある項目ではありません。「マスタ」にも「レプリカ」にもあります。 それぞれ設定すると通知される内容も若干変わります。以下の技術文書をご確認の上、必要な個所で設定をしてください。

技術情報：シナリオとマスタ・レプリカのプロパティにあるイベント通知設定の違いについて 

ということで、まずは第1回目としてARCserve RHA の標準機能のメール通知機能について解説しました。

2回目以降は PowerShell スクリプトを使ったメール通知について解説いたします。

また、「あれ？ポートの設定とかはどこでするの！？」という疑問がある方もいらっしゃるかもしれません。その点については、Arcserve RHA r16.5 以降で設定できるようになっています。詳しくは以下の記事をご覧ください。

ARCserve RHA r16.5 新機能 ～ SMTP認証対応

それでは、See you in next TT...

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Arcserve Replication/HA が正しく動いているか確認する方法