備えあれば憂いなし!ARCserveシリーズ製品間連携機能でのデータ保護
鉄道大好き、エヌエスです。
東日本大震災からおよそ1年半が経過しようとしていますが、
震災をきっかけとしたBCP対策として、サーバのバックアップだけではなく、
バックアップデータ、または、実データそのものの遠隔地保管を
検討されるお客様がコンスタントに増えてきております。
そこで、今回は、ARCserveシリーズの製品間 連携機能により、
バックアップデータ、および、実データを遠隔地に保管する場合の
構成例についてご紹介したいと思います。
【構成例1】ARCserve D2D と ARCserve Replication の連携
[解説]
本番サーバ(マスタ)をARCserve D2Dでローカル環境にバックアップを行い、
D2Dのバックアップデータを遠隔地の災害時稼働サイト(レプリカ)へ
レプリケーションを行う構成です。
[効果]
本番サーバ障害時、災害時稼働サイトに代替サーバを用意。
D2Dのバックアップデータを代替サーバへベアメタル復旧を行うことで、
災害時稼働サイトに、本番サーバと同じデータをもつ代替サーバを
簡単に構築できます。
[2018年10月11日追記]
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Arcserve D2D の後継製品である Arcserve UDP では、
Arcserve Replication を購入しなくてもバックアップ データを遠隔地にレプリケーションできるようになりました。
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
■ Arcserve UDP 機能紹介 ~ (11) バックアップデータの遠隔転送 ~
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2015/03/arcserve-udp-11.html
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【構成例2】ARCserve Replication と ARCserve Backupの連携
[解説]
本番サーバ(マスタ)の実データを、災害時稼働サイトのサーバ
(レプリカ)へARCserve Replicationでレプリケーションを行い、
災害時稼働サイトのサーバ(レプリカ)をARCserve Backupで
テープやディスクへバックアップを行う構成です。
[効果]
本番サーバ障害時、参照先を災害時稼働サイトのサーバに切り替えることで、
ほぼダウンタイムなく、業務を継続できます。
また、災害時稼働サイトのサーバ(レプリカ)側をバックアップすることで、
本番サーバ(マスタ)に負荷をかけることなく、バックアップが行えます。
なお、上記以外にも、ARCserveシリーズでの製品間連携機能を用いることで、
様々なニーズに応じたデータ保護が可能です。
東日本大震災から学んだこと。
それは「万全な備えが最も重要である」ということです。
もちろん、これは震災だけではなく、日々の仕事や生活にも言えることですが、
常に考えられるリスクを想定し、各リスクに対する解決策を複数考えておくこと、
また、できる限りの対策を事前に講じておくことが、
大切であると改めて感じました。
まさに「備えあれば憂いなし」ですねっ!
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