「復旧ポイント」という言葉をご存知でしょうか?
ARCserveのイメージ・バックアップソフト「ARCserve D2D」では、「バックアップの世代」を「復旧ポイント」と呼んでいます。
つまり
復旧ポイント(数)=バックアップの世代(数)
です。
復旧ポイントの数を指定する場合、ARCserve D2Dの「保護設定」画面の「復旧ポイント」に数字を入れて指定します。
簡単ですね。
毎日1回バックアップで1週間の7世代を確保する場合は、ここの数字は「7」となります。
毎日1回バックアップで31日の31世代を確保しておきたい場合は、「31」となります。
バックアップデータからファイルをリストア(戻す)場合は、この復旧ポイントから戻しますので、毎日1回バックアップで31世代を確保している場合は、過去31日間のうち、任意の日のバックアップデータからファイルをリストアすることができます。
それでは、最大でどのくらいバックアップ世代を持てるのでしょうか?
それは、1344 です!!!
復旧ポイント数を1344に指定した場合、毎日のバックアップでも1344日分になります。なんと、毎日1回のバックアップを行ったとしても4年と8か月のバックアップデータを確保できることになります。
頼もしいですね!
なお、この場合はバックアップ先の HDD の空き容量が足りなくならないようご注意ください。増分バックアップだけを繰り返せるといっても、4年8か月分となるとかなり容量が大きくなる可能性があります。
<参考記事>
メルマガコラム再掲:バックアップ先に必要なディスク容量を見積もる!
ちなみに、バックアップの間隔を「2日に1回バックアップ」にすれば、復旧ポイント数を1344にすることで、2倍の年月分を確保することできます。
以上、Koichiがお伝えしました。
facebookもよろしくお願いします!!!
<ARCserve 公式 facebook ページ>
[2018年10月11日追記]
Arcserve D2D の後継製品である Arcserve UDP では、最大で 1440 個まで復旧ポイントを保持することが出来ます。
また、日次/週次/月次のバックアップスケジュールを設定し、それぞれに復旧ポイントの保存数を設定することもできます。詳しくは以下の記事をご覧下さい。
Arcserve UDP 機能紹介 ~ (4) 詳細スケジュール設定: 日・週・月次指定 ~