必見!仮想環境のレプリケーションにおける Arcserve Replication のライセンスの考え方(主な3例のご紹介)
鉄道大好き、エヌエスです。
サーバを物理環境から仮想環境へ移行されるケースも増え、「仮想マシン(Guest OS)をレプリケーションしたい」とのお問合せもたくさん頂いております。
そこで今回は、Arcserve Replication/High Availability(以下 Arcserve Replication/HA)を使った仮想マシン(Guest OS)のレプリケーションの主な構成例について、ライセンスの考え方をご紹介したいと思います。
【構成例1】
仮想マシン個別のレプリケーション(仮想マシンが5ノードまでの場合)
VMware ESX Server、Hyper-V等の仮想マシンを個別にレプリケーションします。
この構成では、Arcserve Replication/HA Virtual Machineライセンスが必要となります。仮想マシン5台までであれば、5ライセンスパックがお得です。
【構成例2】
仮想マシン個別のレプリケーション(仮想マシンが複数の場合)
この構成は、構成例1の応用です。
1台のホストサーバに4台以上の仮想マシンが搭載されている構成では、ホストサーバ単位のArcserve Replication/HA VM Protection per Host Licenseを選定したほうが、構成例1のように仮想マシン単位でライセンスを購入するよりお得です。
【構成例3】
Hyper-V仮想マシンを丸ごとレプリケーション
この構成は、Hyper-V仮想環境のみ可能な構成です。Hyper-V仮想環境では、Hyper-Vシナリオで、Hyper-V仮想マシンを丸ごとレプリケーションすることができます。この場合、ライセンスはホストサーバのOSのEditionに応じたArcserve Replication/HA標準版ライセンスを、ホストサーバ台数分購入します。
なお、上記構成図では、複製先は物理サーバとなっていますが、Hyper-V仮想環境同士のレプリケーションも可能です。
『ライセンスガイド』では、その他構成例についても、必要なライセンスや構成上のポイントをご紹介しています。併せてご参考ください。
[参考URL]
■Arcserve Replication / High Availability r16.5 for Windowsライセンスガイド
https://www.arcserve.com/sites/default/files/wp-doc/rha-r165-licence-guide.pdf
※リンクをUpdate(2018/10/17)
≪鉄道小噺≫
今朝、通勤時、電車がホームに入線する前に駅員さんからこんなアナウンスが。
駅員:「まもなく○○行きがまいります。ドアが閉まりますのでご注意・・・
・・・白線の内側に下がってお待ちください」
駅員さんも疲れてるんだなぁと思いつつも、
思わず、「ドアが閉まりますって、まだ電車来てませんけど・・・」と
つっ込みを入れたくなったエヌエスでした。
<関連記事>
VMware vMotion/HA などの環境でARCserve Replication/HA のライセンスはどのように買うの?
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コメント
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ライセンスの構成でひとつ疑問
例えば
サーバーAのレプリケーション先をサーバーB
サーバーBのレプリケーション先をサーバーC
サーバーCのレプリケーション先をサーバーA
のような三角形にこうした場合ライセンス数は?と
そもそもこの構成が動作するのか?意味があるのか?
愚問かもしれませんが
投稿: abe | 2013年4月 2日 (火) 21時54分
abe 様
いつもご愛読ありがとうございます。マサオミです。
ご質問の件ですが、
A→B、B→C、C→Aで複製する対象がそれぞれ違う(たすき掛け)という場合には
パスの被りない限り実施することができます。
ライセンスの数はサーバ台数が3台あることから、ライセンス3本となります。
例) 可能な構成
サーバA サーバB
[Dドライブ] ----> [Dドライブ]
サーバB サーバC
[Eドライブ] ----> [Eドライブ]
サーバC サーバA
[Fドライブ] ----> [Fドライブ]
ライセンス数: サーバA、B、C分として3本
お互いのデータを持たせ合うという意味ではこういった構成で
導入されているお客様もいらっしゃいます。
お答えになっておりますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
投稿: マサオミ | 2013年4月 3日 (水) 18時47分
早々に回答ありがとうございました
今後ともよろしくお願いいたします
投稿: abe | 2013年4月 5日 (金) 12時48分
abe 様
ご確認ありがとうございました。
是非今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: マサオミ | 2013年4月 5日 (金) 15時12分