メルマガコラム再掲 ドメインコントローラを迅速に復旧する
シュンスケです。
今週もARCserveのメルマガで執筆しているコラムを再掲します。今回は2012年4月11日に配信したメルマガから「ドメインコントローラを迅速に復旧する」を紹介します。
さて今回のテーマは、この時期ユーザの新規追加や権限の変更など、何かと忙しくなるドメインコントローラのバックアップです。
D2Dはドメインコントローラをバックアップ/リカバリすることができます。「えっ?イメージバックアップはドメインコントローラには使えないのでは?」と疑問に思われた方はマイクロソフト社のサポート情報をよくご覧になっている方かもしれません。以下のURLにある通り、バックアップ製品独自のスナップショットを使って取得したバックアップからドメインコントローラをリカバリする事は、マイクロソフト社によってサポートされません。
「Windows Server 2003 でUSN ロールバックを検出し復元する方法」
http://support.microsoft.com/kb/875495
D2Dはマイクロソフト社のVSSスナップショットを使ってバックアップを取得しています。このためドメインコントローラのリカバリについては、CAはもちろんの事マイクロソフト社によってもサポートされるというわけです。安心ですね。
それではADがマルチマスタ構成の場合にはどうなるでしょう?
D2Dでは「権限のないリストア」をサポートしているため、例えばマルチマスタ構成の内、1台のドメインコントローラを復元すると、そのドメインコントローラは他の複製サーバから最新状態に自動同期されます。サーバ障害からの復旧手順として適切な方法でリカバリを行う事ができるのです。
ちなみに「ドメインコントローラ」「リカバリ」というキーワードでWeb検索を行うと、上位にD2Dの技術情報が表示されます。是非ご覧ください!
Arcserve D2D による Active Directory ドメイン コントローラの保護について
https://support.arcserve.com/s/article/202184609?language=ja
※ URL を修正しました。(2018/11/29)
[2015年4月8日追記]
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Arcserve D2D の後継製品である Arcserve UDP v5 Update 2 から権限のあるリストア(authoritative Restore)や、ユーザーアカウントなどのオブジェクト単位のリストアができるようになりました。
それぞれの方法がマニュアルに詳しく書いてありますので、ご興味のある方は是非ご覧ください!
BMR の後に Active Directory の Authoritative Restore を実行する方法
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<関連記事>
Arcserve UDP:AD オブジェクト単位リストアでの競合解決
Arcserve UDP:Active Directory オブジェクトをエージェントレス バックアップからリストアする
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