メルマガコラム再掲 uEFI環境のバックアップもD2Dで
さて、先回のコラムでご紹介した「更新」機能を早速試されたという方から、5月14日に公開されたD2D r16 Update 5の追加機能についてご質問を頂きました。今回のコラムではD2D r16 Update 5の目玉でもあるuEFI対応についてご紹介します。
Windows Server 2008 x64やWindows Server 2008 R2などuEFIに対応しているOSをD2Dでバックアップする場合、D2D r16 Update 5以前ではBIOSモードのみがサポート対象となっていました。
D2Dを使ってBIOSモードのuEFI環境やBIOS環境をバックアップする場合、標準で作成されている「システムで予約済み」パーティションをバックアップ対象に含めればシステムのベアメタル復旧を行う事ができます。
一方でNativeモードのuEFI環境をD2D r16 Update 5以前でバックアップする場合にはEFIシステムパーティションをバックアップ対象に含める事ができず、システムのベアメタル復旧を行う事ができませんでした。
D2D r16 Update 5ではこのuEFI対応を強化し、NativeモードのuEFI環境であってもサポートされ、システムのベアメタル復旧を行う事ができるようになりました。
D2D設定画面でのバックアップ対象の見え方はD2D r16 Update 5以前と変わりませんが、ブートボリューム(標準ではCドライブ)がバックアップ対象として選択されていれば、EFIシステムパーティションも自動的に選択されるようになります。これはD2D設定画面の「バックアップソース」でも情報として確認できます。
これまでuEFI環境のバックアップでお悩みだった方もD2D r16 Update 5でもう安心ですね。
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コメント
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お世話になっております。
このコメントではないのですが、CA PowerShellを使った際のエラー処理をしたいのですがエラーコードをどのように出力すればいいのかがさっぱり分からず、悩んでいます。
一般的には、$LASTTEXITCODEで引っかかるようですが、CA PowerSHellもこれで引っかかりますか?
私自身、Power-Shell自体がわからずにいるのもありますが、PowerShellの実行が失敗した場合のエラーコードを入手したいのです。
投稿: 渡部春彦 | 2012年12月27日 (木) 18時00分
渡部様
いつも本ブログをご愛読いただき誠にありがとうございます。
ご質問の件ですが、ARCserve RHAのPowerShellのご質問という認識で返信いたします。
残念ながら、RHA PowerShellのコマンド実行結果は成功/失敗に関わらず、戻り値に0を返す仕様になっています。そのため戻り値から分岐をしても常に一定の動きしかしません。
回避策としてはRHAのイベントを抽出して判定する方法です。弊社プリセールスの作成したガイドの最後に掲載されているサンプルスクリプトの一部が参考になると思います。
https://www.arcserve.com/jp/wp-content/uploads/2017/02/asrha_r16_powershell_guide.pdf
シナリオ名が「ファイルサーバ」の場合:
Do {$i = $i + 1;if(get-events "ファイルサーバ" |Select -last $i |Select ID |Select-String "SR00393"
-quiet){$i = 0;start-sleep -s 60} } Until (get-events "ファイルサーバ" |Select -last $i |Select ID
|Select-String "IR00556" -quiet)
上記はホストメンテナンスを行う場合のスクリプトなのでID番号は読み替えてください。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: マサオミ | 2012年12月28日 (金) 14時13分
遅くなりましたが、ご回答ありがとうございます。
やはり、戻り値は0になるんですね。設計が間違えているのか悩んでいましたがわかって安心しました。
また、教えて頂いた資料を参照して確認してみます。ありがとうございます。
投稿: 渡部春彦 | 2013年1月18日 (金) 13時33分