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2013年1月17日 (木)

メルマガコラム再掲 クラウドを利用したバックアップ

シュンスケです。
今週もARCserveのメルマガで執筆しているコラムを再掲します。
今回は2012年7月4日に配信したメルマガから「クラウドを利用したバックアップ」を紹介します。

一言に「クラウドにバックアップする」と言っても、そのやり方や何をバックアップするかは千差万別です。クラウドに直接バックアップする方法、一度ローカルにバックアップしたものを転送する方法。システムバックアップを保存するのか、データバックアップなのか。
いずれにしてもただクラウドを利用できればよいのではなく、「クラウドにバックアップを置く意味」が重要です。

D2Dのバックアップ先にクラウドを利用する場合には、大きく2通りの使い道が考えられます
1. イメージバックアップの保存先
2. ファイルコピーの保存先

クラウドにイメージバックアップを保存する意味は、クラウド上のマシンにローカル環境のOSやアプリケーションを含めて復元する事ができる、という点にあります。また同じクラウドを利用できる他の拠点でイメージバックアップをダウンロードすれば、その拠点で元のサーバを復元する事もできます。

イメージバックアップの保存先として利用するクラウドは、D2Dのインストールされたマシンから共有フォルダとしてアクセスできる必要があります。クラウドストレージによっては専用のアプリケーションやAPIを使ってアクセスする必要があるものもありますが、それらのストレージを利用する場合には一度ローカルに保存したイメージバックアップを手動で転送するなど工夫が必要です。

またデータ量が多い、ネットワーク回線が細い、あるいは回線品質が低いといった場合には、クラウドに直接バックアップを行う構成はおすすめできません。例えば夜間のバックアップ時間にバックアップが終わらなかったり、バックアップ中の回線障害によってバックアップがエラーになったりするリスクが考えられます。
このような環境ではARCserve Replicationと併用する事を検討してみましょう。

ファイルコピーでは、イメージバックアップそのものと比較して容量の小さいファイル単位で回線負荷を抑えたバックアップができます。
ただしあくまでファイル単位のバックアップなので、OSやアプリケーションといったシステムを復旧する用途ではなく、データバックアップとして使われます。重要なOfficeデータなどをローカル環境以外にクラウド上にも二重化する事で、離れた拠点からでもD2Dがインストールされたマシンがあれば、必要なファイルをすぐにリストアする事ができます。

D2Dではファイルコピーの保存先に共有フォルダはもちろん、Windows AzureやAmazon S3といったパブリッククラウドを使用する事ができます。ファイルコピーではこれらのパブリッククラウドに専用のAPIを使って接続できるので、共有フォルダとしてアクセスできる必要はありません。

クラウドも有効利用できるD2D、是非お試しください!

 

[2018年10月17日追記]
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Arcserve D2D の後継製品である Arcserve UDP では、クラウドへのバックアップも強化されています。
詳しくは以下の記事もご覧ください。

1. イメージバックアップの保存先としてクラウドを利用

バックアップデータのレプリケーション
Arcserve UDP 機能紹介 ~ (11) バックアップデータの遠隔転送 ~
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2015/03/arcserve-udp-11.html

復旧ポイントのコピー
UDP v6.5では、クラウドストレージへバックアップデータを複製して冗長化を図れます
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2017/11/udp-v65-6766.html
 

2. ファイルコピーの保存先としてクラウドを利用

Arcserve UDP v6 新機能紹介 ~ (6) かさばるデータの保管に使えるファイル コピー機能が進化 ~
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2016/05/arcserve-udp--1.html
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