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2013年3月26日 (火)

ARCserve RHA r16.5 新機能 ~ VMware vSphere のバックアップデータをレプリケーション ~

+++++++++ 2018/10/16 追記++++++++++
Arcserve Replication / High Availability r16.5 SP7 より、
本記事で紹介する HBVB シナリオはサポート終了となりました。

Arcserve D2D の後継製品である Arcserve UDP のバックアップデータを複製するにはファイル サーバ シナリオを使用するか、
以下の記事で紹介している Arcserve UDP の標準機能をご利用ください。

Arcserve UDP 機能紹介 ~ (11) バックアップデータの遠隔転送 ~
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2015/03/arcserve-udp-11.html
+++++++++++++++++++++++++++

 

マサオミです。

サボっていると書けなくなってしまうので、どんどん進めます(笑)   
本日のTech Tuesdayは「VMware vSphere のバックアップデータをレプリケーション」です。

=======  r16.5 新機能目次  =======

Windows Server 2012 対応    
Hyper-V シナリオのWAN対応強化    
VMware vSphereのバックアップデータのレプリケーション ~ Host-Based VM Backup 連携 ~ (←本日はここ)       
リモートサイトで仮想マシンの自動起動 ~ Virtual Standby 連携 ~    
VMware vCenter Serverの冗長化 ~ vCenter Serverシナリオのサポート ~    
SMTP認証強化    
⑦ マルチテナント対応    
⑧ Oracle データベース マルチインスタンス対応    
⑨ レポートのメール添付形式の変更    
⑩ その他の新機能・改善点

==============================

 

ARCserve Central Host-Based VM Backup(以降、ARCserve HBVB)をご存知でしょうか?   
ARCserve D2Dの拡張製品で、VMware vSphere仮想環境上の仮想マシンを    
エージェントレスで丸ごとバックアップできる製品です。

この製品の詳細についてはこのブログでも度々記事にしていますので、ご参照ください。

■ 「従来型」の弱点を克服した、新しいエージェントレス(仮想環境のバックアップ)      
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2012/05/post-ca8f.html      
■ VMware環境をホスト単位で丸ごとバックアップするための「3ステップ」      
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2011/10/vmware-6c36.html
■ オンラインデモ (セルフラーニング形式)      
http://www.svp.jp/hosting/ca/arcserve_hbbu/demo/backup/base.html

 

本日のトピックはこの製品との連携についてです。

 

これまでできなかったのかと言われると、別にできないことではありませんでした。   
ただ、r16.5でARCserve HBVB専用のシナリオができた、という点が大きな違いです。    
シナリオ作成ウィザードに従って次へ次へとボタンを押していくだけで簡単に    
ARCserve HBVBのバックアップデータをレプリケーションする設定ができます。

HBBU-Integ_1

 

ARCserve D2Dとは以前から連携しているので、このようなことが簡単にできたのですが   
ARCserve HBVBでも正式にできるようになったので、より簡単に仮想環境の災害対策が行えます。

以下は設定手順です。

① シナリオ作成ウィザードを立ち上げ、[サーバ タイプ]から   
「ARCserve Central Host-Based VM Backup」を選択する

H2R-R_000000

 

② ARCserve HBVBを導入したホスト名/IPアドレス、ログインユーザ名・パスワードを入力する

H2R-R_000001

 

③ ARCserve HBVBでバックアップ対象になっている仮想マシンが表示されるので   
対象とする仮想マシンにチェックを入れる    
※ ARCserve HBVBでバックアップポリシーが作成されノードに割り当てられていないと    
エラーになるので、バックアップポリシー作成と割り当ては事前に行っておく

H2R-R_000003

 

OnePoint!       
もし、今後も新しく仮想マシンがバックアップ対象になり、それらも自動的に    
レプリケーション対象に含むという場合には「新規作成された仮想マシンを含める」に    
チェックを入れてください。

 

④ 複製先のホスト名もしくはIPアドレスを入力する (シナリオ名は任意)

H2R-R_000012

 

⑤ 必要な設定をして、シナリオ作成ウィザードを最後まで実行し、終了する

後は実行するだけです。

H2R-R_000018

 

たったこれだけで、ARCserve HBVBのバックアップデータを遠隔地に保管しておくことができます。

以前は仮想マシン毎にシナリオを作成したり、   
自分でARCserve HBVBのバックアップ先を指定するなどの作業が必要でしたが    
今回は1つのシナリオで全て解決できるように調整されました。

ARCserve Replicationのライセンスは「ファイルサーバ専用版」でできます。   
特別なライセンスを購入する必要はありません。

 

いかがでしたか?製品連携も強化され、これまで以上に使いやすくなっているのが   
ARCserve r16.5の特徴の1つです。

ただ、ここで考えてみてください。バックアップデータを送ってるだけで災害対策になるでしょうか。

いいえ、送っているだけでは災害対策にはなりません。   
いざという場合には使える状態になって初めて災害対策です。

では、どうすればいいのか。

その答えは次回の投稿で!ヒントはVirtual Standbyです。

それでは、今週はここまで。   
See you in next TT. . . .

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