ARCserve RHA r16.5 新機能 ~ SMTP認証対応
マサオミです。
さて、本日の Tech Tuesday は「SMTP認証対応」です。 (ギリギリになってしまってすみません)
======= r16.5 新機能目次 =======
① Windows Server 2012 対応
② Hyper-V シナリオのWAN対応強化
③ VMware vSphereのバックアップデータのレプリケーション ~ Host-Based VM Backup 連携 ~
④ リモートサイトで仮想マシンの自動起動 ~ Virtual Standby 連携 ~
⑤ VMware vCenter Serverの冗長化 ~ vCenter Serverシナリオのサポート ~
⑥ SMTP認証対応 (←本日はここ)
⑦ マルチテナント対応
⑧ Oracle データベース マルチインスタンス対応
⑨ レポートのメール添付形式の変更
⑩ その他の新機能・改善点
==============================
Arcserve RHA r16.5 から、メール通知をする際に SMTP 認証が必要なメールサーバも指定できるようになりました。変な話かもしれないですが、ようやくです。
これまで製品独自ではメール通知の際の認証ができなかったので、通常 SMTP 認証が必要な社外のメールサービスを使いたいといった場合にはスクリプトを書く必要があり、少々手間がかかっていました。
r16.5 からは SMTP 認証が必要なサーバであっても、きちんと認証して通知を出すということができるようになりました!
ポート番号は25番以外にも変更できますし、STMP over SSL(STARTTSL)にも対応しています。
設定も簡単で、マネージャ画面の [イベント通知] で [電子メールによる通知] を「オン」にして [認証設定] の「ここをクリックしてメール認証を設定します」をクリックします。
クリックすると [メール認証設定] 画面が表示されるので [認証が必要] にチェックを入れ、必要情報を入れてください。
後はこれまで通りですが、送信者メールアドレスと送信先メールアドレスを指定し、シナリオを保存して実行します。
Arcserve Backup は r16 SP1 から、Arcserve RHA は r16.5 から基本機能で SMTP 認証に対応できるようになったので、ようやく全 Arcserve 製品で SMTP 認証に対応していると 言えるようになりました。
<参考> arcserve-KB : Arcserve Backup のイベントを Alert 機能を使用し SMTP 認証環境で通知する方法
https://support.arcserve.com/s/article/202188899?language=ja
※ Arcserve D2D/Central Applications やその後継製品の Arcserve UDP は SMTP 認証に対応済みです
是非利用してみてくださいね。
それでは、本日はここまで。
See you in next TT . . .
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