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2013年5月31日 (金)

同期にかかる時間/同期処理の仕組みについて

鉄道大好き、エヌエスです。

CA ARCserve Replication/High Availabilityの検討を進めていくと、
「同期にかかる時間」や「同期の仕組み」について、
興味を持たれるユーザーも多いと思います。

そこで参照いただきたいのが、arcserve.com カタログセンター内の資料、
「ARCserve Replicationの12の現場技」です。

12_3

この資料では、上記の通り、弊社で行われたベンチマークテストの結果が掲載されており、
同期にかかる時間を見積もる上で、参考になる内容となっています。

なお、資料をご覧いただくと、
同期の処理は「初期化」「比較」「転送」に分かれていることに気づきます。

そこで、この3つの処理について、簡単に仕組みを解説したいと思います。
「初期化」「比較」「転送」では、以下の処理が行われています。
------------------------------------------
[初期化]
・ディレクトリのスキャンとシグネチャの作成
[比較]
・シグネチャの比較
[転送]
・レプリカにのみ存在するファイルの削除と差分ファイルの転送
------------------------------------------

なお、同期中にマスタサーバの統計情報ビューを見ると、
その時のステータスが「初期化」か「比較と転送」かを
確認することができます。

また、目視でステータスが切り替わる切れ目を確認し、
その時間を記録しておくことでそれぞれの時間を計算できます。

ARCserve Replication / High Availabilityでのレプリケーションを
ご検討の方は、是非、参考にしてみてください。

≪参考リンク≫
Arcserve Replicationの13の現場技
https://www.arcserve.com/sites/default/files/wp-doc/rha-180-field-tech.pdf
※リンクをUpdate(2022/09/30)

さて、恒例のプチ鉄道ネタを1つ。
日本CAの最寄駅である永田町から、地下鉄有楽町線/南北線で
2駅隣りの「市ヶ谷」には、地下鉄有楽町線/南北線をつなぐ
地下連絡線があるのをご存じでしょうか。

これは、地下鉄南北線が大規模な点検・改修/更新工事が可能な
車両基地を有しておらず、地下鉄有楽町線 新木場駅にある
車両基地へ南北線の車両を回送する為に設けられています。

この連絡線、有楽町線、南北線で市ヶ谷到着時、
車窓から見ることができます。(トンネル内なので暗いですが・・・)
興味のある方は、是非、見てみてください。

 

[2018年6月28日追記]
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より大容量のベンチマーク テストも行いましたので、こちらも一緒にご覧下さい!

Arcserve Replication/HA : 9 TB(300万 ファイル)の同期時間を測定しました!

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コメント

Arcserve RHAにてレプリケーションと同期を上手く併用して使用する、
スケジュールの作成方法を教えて欲しい。
途中でフォルダのアクセス権限が変わった場合に自動同期したいため。

稲葉様

コメントいただきましてありがとうございます。

Arcserve RHA で事前にスケジュールしたタイミングで自動的に同期を行うには、以下の2通りの方法があります。

方法1. PowerShell スクリプトを作成し、Windows タスクスケジューラなどで実行する。
方法2. 通常の「オンライン」モードのシナリオとは別に、「スケジューリング」モードのシナリオを作成する。

方法1. については以下の資料にて解説しておりますのでご一読ください。
P.18 にファイルレベル同期を実行するスクリプトのサンプルを掲載しております。
実行中(レプリケーション中)のシナリオに対して、PowerShell を使って同期を行わせます。
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<これで解決!PowerShellスクリプト実行ガイド>
https://www.arcserve.com/jp-uploads/wp-content/uploads/2017/02/asrha_r16_powershell_guide.pdf
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方法2. については以下の記事をご覧ください。
ただし、シナリオを2つ作ることで管理が煩雑になる他、最低週に1回は同期を行わなければいかなくなるので、
一般的なファイルサーバのレプリケーションであれば、方法1.の方をお勧めいたします。
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<スケジューリングモードを使った同期の自動実行>
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2012/04/post-3282.html

<スケジューリングモードを使った同期の注意点>
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2012/05/post-b26e.html
--------------------------------------------------------

以上、よろしくお願いいたします。

ホテ

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