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2013年6月の3件の記事

2013年6月21日 (金)

ARCserve D2DでのHyper-V仮想マシンバックアップ 2つの基本構成パターン

鉄道大好き、エヌエスです。

今回は、よくある問い合わせがあるARCserve D2DでのHyper-V仮想マシンのバックアップについて、2つの基本的な構成パターンをご紹介します。

【構成パターン1】
Hyper-Vホスト/ゲストごと、Hyper-V環境全体をバックアップ
8
■ Photo:CA ARCserve D2Dライセンスガイド P.161(PDF 9ページ)

 

この構成では、Hyper-Vホストにだけ、ARCserve D2D Advanced Editionを導入します。仮想マシン毎にARCserve D2Dをインストールせずに、Hyper-V仮想環境全体をバックアップでき、ホストもゲストも一括して、ベアメタル復旧することが可能です。

なお、仮想マシン上のファイル/フォルダ単位のリストア要件がある場合は、次の【構成パターン2】をご検討ください。

[2015年3月27日追記]

Arcserve D2D の後継製品である Arcserve UDP ではエージェントレスバックアップ でも Hyper-V仮想マシン上のファイルをリストアできるようになりました。詳しくは以下の記事をご覧ください!

Hyper-V仮想マシンのエージェントレス バックアップ、2つの方法。

 

【構成パターン2】
仮想マシン個別のバックアップ
D2d_5
■ Photo:CA ARCserve D2Dライセンスガイド P.160(PDF 8ページ)

 

この構成では、仮想マシンにARCserve D2D Standard/Advanced Editionを導入することで、仮想マシン単位のサーバ丸ごとのバックアップや、フォルダ/ファイル単位のリストアが可能です。

[2020年7月5日追記]

Arcserve D2D の後継製品である Arcserve UDP でも仮想マシンに Arcserve UDP エージェントを導入してのバックアップ/リストアが可能です。Arcserve UDP では物理 CPU 数単位のライセンス体系になっているため、仮想マシンの台数が増えても必要なライセンスが増えることはありません。

仮想マシンをバックアップする2つの方法(エージェントベースとエージェントレス)

 

さて、上野-東京駅間で、「東北縦貫線」の工事が佳境を迎えています。この「東北縦貫線」は、新幹線の線路の上に、在来線の高架を作り、現在、上野が終着となっている東北/高崎/常磐各線の営業区間を、東京駅まで延長し、利便性の向上を図るものです。

上野駅付近で見られる 新幹線の高架上に、在来線の高架を建設する様子は、まさに圧巻です!ぜひ、付近を通られる際、興味がありましたら、見てみてください。

2013年6月14日 (金)

Arcserve Replication / HA 必要ライセンス数の確認方法(応用編)

鉄道大好き、エヌエスです。

前回、Arcserve Replication/High Availability(HA)の必要ライセンス数の確認方法「基礎編」をお届けしました。

[前回の記事]
Arcserve Replication / HA 必要ライセンス数の確認方法(基礎編)
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2013/06/arcserve-replic.html

今回は、「応用編」になります。

【1】1台のサーバでレプリケーション(シングルサーバレプリケーション)
[必要ライセンス数]
⇒1ライセンス

Ssr_2

サーバ1台で、同一サーバ内の内蔵ディスクや外付けハードディスク、また、Linux/UnixベースのNASにレプリケーションする場合は、1ライセンスのみで構成します(シングルサーバレプリケーション)なお、このシングルサーバレプリケーションの場合、以下の制限事項があります。

[シングルサーバレプリケーションの制限]
 ・ファイル数が200万ファイル以下の運用を推奨します。
 ・WAN越しでのレプリケーションは未サポートです。
 ・DB/アプリケーション(Hyper-V含む)のレプリケーションは未サポートです。
 ・アクセス権のレプリケーションは未サポートです。
 (LinuxなどWindows サーバ以外へレプリケーションする場合)

 

【2】N対1のレプリケーション(マスタサーバが複数台ある構成)
[必要ライセンス数]
⇒マスタ/レプリカサーバ(ノード)数の合計

各拠点に分散しているファイルサーバのデータを1ヶ所のデータセンタへ集約するケースなど、複数台のマスタサーバのデータを1台のレプリカサーバへ、レプリケーションするN対1の構成も可能です。この場合は、マスタ/レプリカサーバ(ノード)数分のライセンスが必要です。

 

【3】1対Nのレプリケーション(レプリカが複数台ある構成)
[必要ライセンス数]
⇒マスタ/レプリカサーバ(ノード)数の合計

本社のファイルサーバ1台のデータと同じデータを、各拠点にあるファイルサーバにも置いておくケースなど、1台のマスタサーバのデータを複数台のレプリカサーバへ、レプリケーションする1対Nの構成も可能です。この場合は、マスタ/レプリカサーバ(ノード)数分のライセンスが必要です。

N1_1n

 

なお、その他構成については、「ライセンスガイド」をご参考ください。

Arcserve Replication / HA r16.5 ライセンスガイド(PDF 910 KB)
https://www.arcserve.com/sites/default/files/wp-doc/rha-r165-licence-guide.pdf
※リンクをUpdate(2022/09/29)

Arcserve.com カタログセンター
https://www.arcserve.com/jp/jp-resources/catalog-center/
※リンクをUpdate(2018/10/17)

 

さて、箱根湯本と強羅をむすぶ、箱根登山鉄道では、なんと25年ぶりに新型車両が導入されるそうです。(2014年11月頃予定)

車両デザインは、岡部 憲明 氏が手がけ、前面の大型ガラスや側面の上下に大きく広がる展望窓から景色が望めるのが特徴だそうです。

ぜひ、この新型車両で、車窓から綺麗なあじさいを見てみたいなぁと思います。

 

<関連記事>

Arcserve Replication/High Availability のライセンス種類と違い

2013年6月 7日 (金)

Arcserve Replication / HA 必要ライセンス数の確認方法(基礎編)

鉄道大好き、エヌエスです。

Arcserve Replication / High Availability(HA)をご検討のお客様より、

「1対1のレプリケーションを行う場合は、何ライセンス必要ですか」

とのお問い合わせがよくあります。

Arcserve Replication / HAでは、次週のブログでご紹介する一部構成を除き、

・ARCserve Replication/HAのライセンス数
⇒マスタ/レプリカサーバ(ノード)数の合計

となります。

Arcserve.com カタログセンターでは、各構成別に、必要な製品・ライセンス数が解説された「ライセンスガイド」を公開しています。

Rha_2

 

Arcserve Replication / HAの必要ライセンス数を確認されたい場合は、「ライセンスガイド」をぜひご参考ください。

Arcserve Replication / HA ライセンスガイド(PDF 910 KB)
<https://www.arcserve.com/sites/default/files/wp-doc/rha-r165-licence-guide.pdf>
※リンクをUpdate(2022/09/29)

Arcserve.com カタログセンター
<https://www.arcserve.com/jp/jp-resources/catalog-center/>
※リンクをUpdate(2018/10/17)



さて、先日、東京-大阪間を約1時間で結ぶリニア中央新幹線で営業運転に向けて開発されたL0(エルゼロ)系が公開されました。

14年後の開業後は、時速500kmの最高速度で東京-名古屋が約40分で結ばれます。(大阪までの開業は32年後の予定)私が幼い頃、未来の夢であったリニアモーターカーが、いよいよ現実となる日も近いようです。

なお、既存の新幹線は維持され、大地震に備え、リニア/新幹線で都市間輸送を2重するようです。まるで、リニア中央新幹線は、新幹線をレプリケーションで複製しているようですね!

 

次回は、「Arcserve Replication / HA 必要ライセンス数の確認方法(応用編)」をご紹介します。

 

<関連記事>

Arcserve Replication/High Availability のライセンス種類と違い

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