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2013年9月24日 (火)

ARCserve RHA r16.5 新機能 ~ ⑦から⑩をまとめてご紹介 ~

マサオミです。

大変長い間放置してしまったARCserve RHA r16.5の新機能紹介ですが、ようやく再開です。とは言っても、少々時間も経ってしまっているので若干ながら横着させてください・・・。今回はまとめて一気に紹介!(←)

久々にTech Tuesdayを始めたいと思います。

=======  r16.5 新機能目次  =======

Windows Server 2012 対応    
Hyper-V シナリオのWAN対応強化    
VMware vSphereのバックアップデータのレプリケーション ~ Host-Based VM Backup 連携 ~    
リモートサイトで仮想マシンの自動起動 ~ Virtual Standby 連携 ~    
VMware vCenter Serverの冗長化 ~ vCenter Serverシナリオのサポート ~    
SMTP認証対応    
⑦ マルチテナント対応 (←本日はここ)    
⑧ Oracle データベース マルチインスタンス対応 (←ここも)    
⑨ レポートのメール添付形式の変更 (←ここも)    
⑩ その他の新機能・改善点 (←ここも)

==============================

 

少々無理やりで大変申し訳ないのですが、残りの機能はあっさり(?)した内容なのでまとめてご紹介します。

 

⑦ マルチテナント対応 ~認証機能の強化~

マルチテナント対応とは、簡単に言うと「許可されたフォルダでなければ複製先として指定できないように制限をかける機能」が追加されたということなんです。

例えばいろいろな部門がファイルサーバを持っていて、 災害対策のためにデータをデータセンターにレプリケーションしたい、という要望があったとします。

データセンター側(またはIT管理部門)がコントロールサービスを持ってしまうとシナリオの作成から管理まで全面的にサポートしなければなりません。また各部門ごとに複製先のサーバを分けるのも管理工数が増えるので、1台のサーバにまとめてしまいたいとも考えたとします。

そこで、コントロールサービスも各部門に導入してもらって、設定まで含めて各部門でシナリオの管理をしてもらうようにします。レプリケーションしたいデータの選択は好きにやってください、という感じですね。 

ただ、複製先まで好き勝手に指定されてしまうと、部門ごとの容量制限などができなくなってしまうので、複製先だけは指定したフォルダのみにしたいと考えたとします。 

こういったことを可能にしたのがこのマルチテナント対応の機能です。シナリオに認証情報も持たせることで許可されたフォルダ以外を複製先フォルダに指定できなくなります。

Multitenant

 

細かい設定方法は割愛しますが、事業部制などを導入している会社で各部門ごとに予算が付いている、などという場合には便利な機能かと思います。元々は MSP 事業者向けに開発された機能のようです。

<参考> マルチテナンシーレプリケーションを有効にする方法(マニュアルより)   
https://documentation.arcserve.com/Arcserve-RHA/Available/18.0/JPN/Bookshelf_Files/HTML/ADMIN/default.htm#RMDM/How to Enable Multitenancy Replication.htm

 

⑧ Oracle データベース マルチインスタンス対応

r16 までは Oracle Database のシングルインスタンスにしか対応しておらず、マルチインスタンスの場合には別々のシナリオを作成する必要がありました。 

r16.5 からはマルチインスタンスに対応しましたので、これまでのシナリオ作成ウィザードにはなかったインスタンスの選択画面が表示されます。

Oraclescenario1

 

その後、お馴染みのデータベース選択画面が出てきます。

Oraclescenario2

 

マルチインスタンスで構築されているOracleのデータベースをレプリケーションしたい!HAまで使って切り替えを簡単にしたい!という方は是非r16.5をご利用ください。

  

⑨ レポートのメール添付形式の変更

r16以前でレポートのメール通知機能を利用されていた方はいらっしゃいますか?レポートが作成されるとメールにレポートを添付して送ってくれる、というもので便利な機能なのですが、添付されているレポートはXML形式のファイルという点が惜しい!とずっと思っていました。

XMLファイルをレポート形式で見るためには付属情報としてXSLファイル(スタイルシートファイル)や画像ファイルのようなものが必要でr16以前はこれらのファイルも毎回添付されていました。

R16syncreport
(Thunderbird で受信した場合。添付に色々くっついてる・・・)

 

r16.5は送付するレポートをHTML形式に変換して送付するようになりました。そのため、添付ファイルも1個でスッキリ収まっています。

R165syncreport

 

添付をダブルクリックすればこのようにブラウザで確認できます。

Html_report

ちょっとだけ痒いところに手が届くようになりましたよね。r16.5にアップグレードすれば勝手にHTML形式になるので特に設定いただく必要はありません。

 

⑩ その他の新機能・改善点 

■ Microsoft SQL Server の FILESTREAM をサポート

Microsoft SQL Server の機能であるFILESTREAMをレプリケーションする事ができるようになりました。   
※ FILESTREAMは画像など容量が大きいデータをファイルシステムに保存して管理するための機能で、SharePointなどで使われます。

 

■ レプリケーションの暗号化強度をSSL/AES 265bitまたは128bitから選択できる 

従来はSSL/AES 128bitのみでしたが、レプリケーション/同期によるデータ転送を暗号化する際の暗号化強度を選択できるようになりました。

Encryption

 

と、いうことで、半年以上経ってしまいましたが、r16.5の新機能の紹介については一旦ここで終わりたいと思います。

 

次回は最近公開されたr16.5 SP1に追加された「エイリアス コンピュータ名の切り替え」機能について解説したいと思います。

この機能、かなり便利ですよ。特にファイルサーバにARCserve RHAを利用している方、必見です。

 

それでは、本日はここまで。   
See you in next TT . . .

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