メルマガコラム再掲: マージって何ですか?
こんにちは、ホテです。
本日は、2012年12月5日に配信された Arcserve メルマガのコラムを再掲します。
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ところで、先日公開された Arcserve D2D r16 Update 7 では「マージのスケジュール機能」が追加されました。
そもそも「マージ」って何なのでしょう?
バックアップの運用では「保存するバックアップの世代数」を考える必要があります。例えば Arcserve D2D ではデフォルトで31世代のバックアップを保存するように設定されていますが、この数を上回ってバックアップを行うとどうなるでしょうか?
一般的なイメージバックアップでは「新たにフルバックアップを取り直して、古いバックアップを消す」という事をします。この新たなフルバックアップを取るための時間やディスク容量は無駄ですし、そもそも時間や容量が足りない、という場合も多くあります。
Arcserve D2D はこの無駄なフルバックアップの取り直しを行いません。保存する世代数を超えて「増分」バックアップを続けた後、フルバックアップと一番古い増分バックアップとを「合成」します。この処理を「マージ」と呼びます。フルバックアップを取り直す時間とディスク容量を節約できるわけです。
マージにかかる所要時間はフルバックアップに合成される増分バックアップの容量に依るので、例えばフルバックアップが数百GBという場合でも、増分バックアップデータ量が数GBであれば数GBのデータを処理する時間だけで済んでしまいます。
(マージ中)
マージを行う事によって、フルバックアップのデータの中身は「フルバックアップの上に増分データを重ね合わせたもの」になります。マージする増分バックアップデータは処理が完了するまで残っているので、万が一、処理中にサーバがクラッシュしてしまったとしても、もういちどマージし直すことができます。結果としてできあがる「マージ済み」のフルバックアップは同じものなので、安心ですね。
バックアップの所要時間も容量も小さくできる Arcserve D2D、是非お試しください!
[2015年4月14日追記]
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Arcserve D2D の後継製品である Arcserve UDP v5 からマージの時間がさらに短縮されるようになりました。
詳しい仕組みはこちらをご覧ください!
Arcserve UDP では「マージ」の時間が短くなります
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