発想の転換~「バックアップが夜のうちに終わらない」対策として Arcserve Replication を活用
データ量が増えすぎて、バックアップが規定していたバックアップ時間では足りなくなってきた。というケース。多いのではないでしょうか?
こういう場合は「バックアップする場所を変える」という解決策があります。つまり「別のサーバへ複製し、そこでバックアップ」という方法です。
具体的には
(Step 1) 業務サーバのデータ更新を別のサーバへリアルタイムで複製し、
(Step 2) 全く同じデータを持った別のサーバでバックアップする。
という方法になります。
業務サーバとは別のサーバでバックアップを行えば、多少時間がかかっても業務には影響は与えないため、バックアップ時間に余裕ができます。発想の転換ですね。
この構成では複製先(レプリカ)のファイルが更新されている間にバックアップすることになるので、オープン中のファイルのバックアップがスキップされる恐れがあります。そのため、従来はレプリケーションを一時停止してからバックアップ、バックアップ後にレプリケーション再開、といったスクリプトを用意する必要がありました。
しかし、Arcserve ReplicationとArcserve Backup には連携機能(※1)が用意されており、レプリケーションを一時停止するスクリプトを作らなくても、GUI での設定だけでレプリカのファイルをバックアップすることができます!
これは、バックアップ開始時にArcserve ReplicationがVSSのスナップショットを作り、Arcserve Backupがそのスナップショットからバックアップを取ることで実現しています。
この組合わせでの設定方法は
『Arcserve Replication & Arcserve Backup 連携シナリオ ガイド』
に詳しく載っています。是非ご覧ください。
以上、Koichiがお伝えしました。
※1 Arcserve Replication と Arcserve Backup の連携機能を使用するには、両製品のバージョンをそろえる必要があります。詳しくは、両製品の注意/制限事項をご覧ください。
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