ARCserve D2DでOracleをバックアップする方法
Arcserve D2D の後継製品、Arcserve UDP による Oracle Database のバックアップについては、以下の記事をご覧ください!
こんにちは、ホテです。
先日、お客様から「ARCserve D2D の動作要件に Oracle Database が載っていないけれど、バックアップできないんだっけ?」というご指摘をいただきました。
確かに、Oracle Database 専用のエージェントがある ARCserve Backup と違い、ARCserve D2D では Oracle Database のオンラインバックアップ(データベースを止めずにバックアップする事)に対応していません。Lotus Domino や MySQL についても同様です。
※ ARCserve D2D Advanced Editionを使えばMicrosoft SQL Serverや Microsoft Exchange Serverのオンラインバックアップは可能です。
ではこれらのデータベースは ARCserve D2D ではバックアップできないのか、というと、もちろんそんなことはありません。データベースのサービスを止めた状態でバックアップすれば良いのです!
データベースを止めた状態でバックアップする事をオフラインバックアップと呼びます。仕組みは以下の図をご覧ください。
① バックアップ前にデータベースを停止
② データベースが止まった状態で、VSSのスナップショットを取得
③ スナップショットを取得出来たらデータベースを開始
④ ②で取得したスナップショットに対してバックアップを実行
データベースを停止する/開始するという動作は毎回手作業で行う必要はありません。あらかじめスクリプト仕込んでおくことで自動化する事ができます。
※ 設定画面がこちらの記事で紹介されています。
また、図から分かる通りスナップショット取得後には Oracle を再開できるので、バックアップ中ずっと Oracle が使えない、という事もありません。
[まとめ]
・停止時間が許容できるのであれば Oracle のバックアップは ARCserve D2D でできる!
・データベース(サービス)の停止/開始はスクリプトで自動化する
・データベースの停止時間はスナップショットの取得前後のみ
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