Arcserve UDPの復旧ポイントサーバ(RPS)はライセンス不要(課金の対象外)です。
Arcserve UDP には復旧ポイントサーバ(RPS:Recovery Point Server)というバックアップ データの格納庫の役割を持つコンポーネントがあります。
この RPS を使うことで、重複排除やバックアップ データの遠隔転送など、高度なバックアップを行う事ができます。
それでは、データの転送機能を使う場合、ライセンスの数え方はどうなるのでしょうか?例えば、以下の図では、Arcserve UDPライセンスが必要となるサーバはどれになるでしょうか?
この点についての説明がArcserve UDPの製品カタログに掲載されています。
☆Arcserve UDP 8.x 製品カタログ
(最新バージョンのカタログはカタログセンターからダウンロード可能です)
それによると、「Recovery Point Server(RPS:バックアップ保存先サーバ)のライセンスは、不要です。」とあります。つまり、復旧ポイントサーバ(RPS)は課金対象にならず、RPSの数は購入するライセンス数に影響しない。ということになります。
ということで、Arcserve UDP標準機能のバックアップデータの転送を行う場合は、RPSを使って行いますが、その際にRPSのライセンスは購入不要ということになります。先日の図では、バックアップ対象のサーバが1台で、後はRPSが2台でしたので、必要なライセンスは、1つとなります。
このように、保護対象以外にはライセンスがいらないというところが、Arcserve UDPのライセンス選定上の特長になります(※1)。
ちなみに、カタログの「ライセンスの考え方」の注釈にもあるとおり、Arcserve UDPのもう一つの遠隔地保管機能「リアルタイム・レプリケーション」を行う場合は、Arcserve Replication/HAの機能を使いますので、複製元と複製先の双方にライセンスが必要です。
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以上、Koichiがお伝えしました。
※1 ただし、RPS と同居する事の多い Arcserve UDP コンソール自体のバックアップは何かしらの方法でご検討ください。詳しくは以下の記事をご覧ください。
Arcserve UDP コンソールをバックアップする 3 つの方法
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