Arcserve UDPでOracleデータベースをオンラインバックアップ!
Arcserve Unified Data Protection(以下、Arcserve UDP)のお問い合わせで「Oracleデータベースのバックアップを行えますか」という質問がよくあります。
もちろん可能です!
この記事では Oracle の環境別に、Arcserve UDP を使ったバックアップ方法を紹介します。
Oracle Database on Windows は Arcserve UDP Advanced Edition で対応
Arcserve UDP v5 Update2 以降では、これまで対応していた Microsoft SQL Server / Exchange Server のオンラインバックアップに加え、Windows 上の Oracle データベースのオンラインバックアップが行えるようになっています。
Arcserve Unified Data Protection v5 Update のご紹介より
この時必要な Arcserve UDP のライセンスは Advanced Edition です。
他のアプリケーション同様、Arcserve UDP 側では特別な設定は不要です。Arcserve UDP が自動で Oracle VSS Writer と連携し、Oracle Database を動かしたままバックアップを行います。
ただし、Oracle Database 側ではあらかじめ ARCHIVELOG モードにしておく必要があります。詳しい設定方法は以下のマニュアルをご覧ください。
対応している Oracle Database と Windows のバージョンの組み合わせは Arcserve UDP の動作要件をご覧ください。
Oracle Database on Linux では実行前/後スクリプトを利用
Linux 環境では VSS を使用することができないので、Oracle Database をバックアップ モードに切り替えた上でバックアップを行います。毎回手作業で Begin Backup コマンドを実行していては大変なので、スクリプトを書いて自動化してしまいましょう。
Arcserve UDP Agent for Linux ユーザ ガイドにサンプルスクリプトが掲載されています。また、Linux 上での実行前/後スクリプトの使い方を当ブログの記事で紹介しています。
なお、Arcserve UDP ではスナップショットの取得後にスクリプトを実行することができます。スナップショットさえ取得できればそこからバックアップを行えるので、バックアップが完了するまで Oracle Database をバックアップ モードにしておく必要はありません。スナップショット取得後コマンドで End Backup してしまいます。
RMAN 連携なら Arcserve UDP Premium Edition
Oracle RAC 環境など、Arcserve UDP が対応していない環境もあります。この場合、Dump ファイルを NAS などにエクスポートして、それを Arcserve UDP でバックアップするという方法があります。Arcserve UDP では v6.5 以降で、CIFS/NFS プロトコルを使った NAS のバックアップが可能です。
また、Arcserve Backup であれば RMAN と連携してバックアップを行う事もできます。Arcserve UDP Premium Edition 以上であれば、Arcserve UDP Advanced Edition の機能に加え、Arcserve Backup のすべてのエージェントも利用できるので、この記事で紹介したすべての方法に対応できます。
以下の資料で、Arcserve Backup を使った Oracle Database のバックアップ方法を図説しています。
さらに、Arcserve UDP 9.0 からは Arcserve UDP の機能で Oracle RMAN と連携して Oracle Database のバックアップもできるようになりました(Premium Edition ライセンスが必要)。詳しくは以下の記事をご覧ください。
以上、鉄道大好きエヌエスでした。
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Arcserve UDPのエージェントレスバックアップは、仮想マシン上のアプリケーション(Oracleデータベース やMicrosoft SQL Server)をオンラインバックアップできます。
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