Arcserve UDP 機能紹介 ~ (5) マージおよびカタログ作成の代行処理 ~
こんにちは、ホテです。
引き続きArcserve UDPの機能紹介をしていきます。
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目次:
1) 全体像とコンポーネントについて
2) iSCSIボリュームのサポート
3) 詳細スケジュール設定 (曜日指定)
4) 詳細スケジュール設定 (日・週・月次指定)
5) マージおよびカタログ作成の代行処理 ← 本日はここ
6) Windows / Linux、物理 / 仮想 を1つの画面で統合管理
7) 仮想マシンのエージェントレス バックアップ (VMware編 / Hyper-V編)
8) バックアップ設定のメニュー化
9) イメージバックアップのテープ保管
10) バックアップデータの重複排除
11) バックアップデータの遠隔転送
12) 仮想マシンへの自動復旧(仮想スタンバイ)
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本日はマージおよびカタログ作成の代行処理についてご紹介します。
併せて管理コンソール(Arcserve UDP コンソール)と復旧ポイントサーバのインストールと設定方法についても解説をしたいと思います。
まず、この内容をご紹介させていただく前に以前ご紹介させていただいた復旧ポイントサーバ(以下、RPS:Recovery Point Server)について思い出してください。
<復習> 全体像とコンポーネントについて
https://arcserve.txt-nifty.com/blog/2014/07/ca-arcserve-udp.html
バックアップ データをRPS(の中のデータストア)に保存するジョブ(プラン)を実行すると自動的にマージやカタログを作成するという処理がRPS側で実施されるようになります。
Arcserve UDPはエージェントのみでもバックアップを実施できますが、この場合、「バックアップ」「カタログ作成」「マージ」という一連の処理をバックアップ対象サーバで実行することになります。
※ デフォルトではカタログ作成はオフになっていますので、 通常は「バックアップ」「マージ」となります。
例えばファイル数が多い環境などでカタログ作成処理を行うと時間がかかる場合があり、バックアップは終わっているのにArcserve UDPとしての処理が終わっていない、ということも起こりえます。
RPSを利用することで、カタログ処理やマージ処理をバックアップ対象サーバとは別のサーバで実施させることができるので、バックアップ対象のサーバに負担がかかる時間が短くなります。
では、RPSとデータストアはどうやって構築するのか、についても簡単に触れたいと思います。手順としては以下2つです。
① 管理用のサーバにArcserve UDPの「フルコンポーネント」をインストールする
② Arcserve UDP コンソールの画面からデータストアを追加する
■ インストール
まず、どこかのサーバにArcserve UDPのフルコンポーネントをインストールしてください。フルコンポーネントとは、Arcserve UDPのエージェント、復旧ポイントサーバ、 Arcserve UDP コンソールの3つで以下の画面の下[arcserve Unified Data Protection – フル]を選択すると同時にインストールされます。
もし、RPSと Arcserve UDP コンソールを別々のサーバに分けてインストールしたい、という場合には、上にあるプルダウンから 「高度なインストール」を選択してください。(デフォルト「簡易インストール」)
※ 復旧ポイントサーバを選択するとエージェントも同時に選択されますが、仕様ですのでそのまま進めてください。
■ 設定
インストールが終わったら、Arcserve UDP コンソールを立ち上げ、ログインし、RPSにデータストアを追加します。その後、バックアップ対象ノードを追加し、バックアップジョブ(プラン)の設定を行います。
詳しい設定手順については弊社ウェブサイトにガイドを公開していますので、 ご確認ください。
● Arcserve UDP 8.x 環境構築ガイド コンソール + 復旧ポイントサーバ (フル コンポーネント) インストール編
● Arcserve UDP v5 プラン作成ガイド(Windowsサーバをエージェント経由でバックアップするプランの作成)
https://www.arcserve.com/sites/default/files/2022-03/udp-80-console-install-guide.pdf
https://www.arcserve.com/sites/default/files/2022-10/udp-v5-plan-for-windows-guide.pdf※ 最新バージョンの設定手順書はカタログ センターをご確認ください。
RPSというコンポーネントを利用することでバックアップ時間を可能な限り短縮したい、とか、本番サーバには極力負荷をかけたくない、といったご要望にも応えることができるようになってきました。
大規模環境でのバックアップには、是非RPSをご活用ください。
それでは、本日はここまで。
<関連記事>
Arcserve UDP では「マージ」の時間が短くなります
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