「Arcserve Backup」と「Arcserve UDP」選定のポイントとは?
2024年版の「Arcserve Backup」と「Arcserve UDP」選定のポイントを解説する動画ができました。 |
【以下は、2015年11月の記事となります】
鉄道大好き、エヌエスです。
よくある質問のご紹介です。
Arcserveでは、バックアップソフトウェアとして、「Arcserve Backup」と「Arcserve UDP」を販売しています。ゆえに、「どちらの製品を選んだらよいのでしょうか?」とのお問い合わせをよくいただきます。
そこで、今回は、「Arcserve Backup」と「Arcserve UDP」の選定ポイントについて、一緒に見ていきましょう。
【選定ポイント1】バックアップの仕様
[Arcserve Backup]ファイル単位でバックアップを行います。
[Arcserve UDP]ドライブ、または、サーバ全体のイメージバックアップ行います。(※1)
<選定ポイント1 まとめ>
要件上、ファイル・フォルダ単位のバックアップを希望される場合は、「Arcserve Backup」を選定します。イメージバックアップを希望される場合は、「Arcserve UDP」を選定します。
なお、「Arcserve Backup」と「Arcserve UDP」いずれの製品も、ファイル単位のリストアが可能です。
【選定ポイント2】バックアップ先
[Arcserve Backup]1次バックアップ先として、ディスクとテープの両方をサポートします。
[Arcserve UDP]1次バックアップ先としてディスクのみをサポートします。
なお、「Arcserve UDP」では、1次バックアップ先のディスクにあるバックアップデータをテープへコピーする機能を標準機能として有しています。
<選定ポイント2 まとめ>
テープへ直接バックアップを行う(D2T)要件の場合は、「Arcserve Backup」を選定します。
1次バックアップ先がディスクの場合や、D2D2T のバックアップ運用を検討されている場合は、「Arcserve UDP」を選定します。
【選定ポイント3】増分/差分バックアップ
[Arcserve Backup]定期的なフルバックアップと、それを起点とした増分/差分バックアップが可能です。
[Arcserve UDP]初回のみフルバックアップを行い、以降、継続的に増分バックアップが行われます。(「Arcserve Backup」と同様、定期的にフルバックアップを行う事も可能です。)
併せて、「Arcserve UDP」では、継続的な増分バックアップを行っている場合でも、フルバックアップ+増分バックアップを、1度にリストアすることが可能です。
<選定ポイント3 まとめ>
定期的なフルバックアップを起点とした増分/差分バックアップの運用を希望される場合は「Arcserve Backup」を選定します。
初回のみフルバックアップ、以降、永久増分バックアップの運用を希望される場合は、「Arcserve UDP」を選定します。
いかがでしょうか。「Arcserve Backup」と「Arcserve UDP」で選定を迷われた場合は、上記の選定ポイントを参考にしてみてください。
また、Arcserve UDP について詳しい情報をお探しの方は、Arcserve UDP の記事一覧をご覧ください。
以上、鉄道大好き、エヌエスがお伝えしました。
<関連記事>
どういうときにArcsesrve UDPではなくArcserve Backup を使うの?
※1 CIFS/NFS 共有フォルダのバックアップに限り、共有フォルダ単位でバックアップ対象を指定します。
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