誤解はありませんか?クラウド上のサーバもバックアップは必要です!
あけましておめでとうございます。
2016年もしっかりメルマガコラムを転載していきますのでご愛読をお願いします。
新年の第1弾、全体では第6弾となる今回は1月6日配信メルマガからの転載です。
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┃[1] コラム:Arcserve UDP を活用してみよう! 第35回
┃ ◆◇ 誤解はありませんか?クラウド上のサーバもバックアップは必要です! ◇◆
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明けましておめでとうございます!
今年最初のコラムは、クラウドのデータ保護のお話です。
あるお客様とお話した際に、こんなことをお聞きしました。
「もういっそクラウド上にサーバを立てちゃえば、バックアップもしなくていいんじゃない?」
ギョッとしまして、「お待ちください、クラウド上のサーバでもバックアップは必要ですよ!」と慌ててご説明しました。
確かにクラウドは通常複数のデータセンター間で冗長化されているので、そこに立てたサーバはハードウェア障害には強いと言えます。
しかし、その冗長化はあくまでも SLA を維持するためのものであり、ユーザが任意のタイミングでリストアなどに利用できるわけではありません。
さらに、論理障害の危険性に関してはオンプレミスのサーバと同じで、クラウドだからといって特別な仕組みはありません。
例えば、オペレータがうっかりミスで、クラウド上のサーバから重要ファイルを消してしまったとしたら、これはバックアップデータが残っていない限り取り戻すことは出来ません。
たとえスナップショットを取ってあったとしても、そこから個別のファイルを戻すようなことは出来ないので、消してしまった1ファイルだけ取り戻すために、サーバ全体を前回のスナップショット時点に巻き戻さなくてはいけないという事態となります。
従って、クラウド上のサーバのデータにおいても、やはりバックアップは不可欠です。
Arcserve シリーズは、Amazon EC2 や Microsoft Azure 等のクラウド上の仮想サーバ、いわゆる IaaS(Infrastructure as a Service)にインストールすることも可能です。
例えば、Arcserve UDP では以下のポリシーでクラウド上の仮想サーバでの動作をサポートしています。
Arcserve UDP 7.0 動作要件 - クラウド サポート - クラウドの仮想マシンで利用
Arcserve UDP をクラウド コンピュータに導入する場合、以下の条件全てを満たすクラウド システム (IaaS/PaaS) をサポートします。
1. OS
- クラウド コンピュータ上でクラウド ベンダがサポートする OS とバージョン2. アプリケーション
- クラウド コンピュータ上でアプリケーション ベンダがサポートするアプリケーションとバージョン3. Arcserve Unified Data Protection サポート
- Arcserve UDP が物理マシン上でサポートする OS およびアプリケーションとバージョン注意 :
物理マシンで発生しない不具合の場合、Arcserve はベスト エフォートでのサポートまでを提供します。その場合、当該不具合の解消に至らずチケットをクローズする場合があります。その他の留意事項 :
a. 復旧ポイント サーバを利用する場合は、次の TCP ポート番号をファイアーウォール設定から除外してください。
- 135, 445, 8014, 8015b. Arcserve UDP コンソールにノードを追加するため、UAC を無効に設定してください。
c. ブート イメージのマウントをサポートするクラウド以外では、クラウド コンピュータのベア メタル復旧はサポートしません。
d. Arcserve UDP Agent (Linux) をご利用いただく場合、Linux 環境はパスワード認証方式に対応している必要があります。
ということで、クラウド上のサーバのバックアップも、Arcserve UDP でしっかりとりましょう!
今年も Arcserve シリーズをよろしくお願いします。
[2020年12月3日追記] 参照先の Arcserve UDP の動作要件を現時点で最新の 7.0 のものに変更しました。
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