Arcserve UDP:一通のメールで全台のバックアップ状況をチェックできる ~ レポートのメール送信
突然ですが、Arcserve UDP をご利用の皆様、バックアップアップの成功確認はどのようにされていますか?ジョブごとにメール アラートを設定したり、毎日一回 Arcserve UDP コンソールにログインしたり、あるいはそんなの気にしないよという大胆な方もいらっしゃるかもしれません。
そんな皆様に本日ご紹介するのが、レポートのメール送信機能!レポートというのは、Arcserve UDP コンソールの上の方のタブで開くアレです。レポート機能があるのは知っていても、このレポートがメールで送れる事を知らなかった、という人は意外と多いのではないでしょうか?
(このレポートがメールで送信できます)
◆ 何の役に立つの?
この機能を使うと、今までジョブごとに送られていたメール アラートを一通のメールにまとめる事ができます。数十台のサーバ/クライアントを管理している方は、今までみたいに数十通のアラートメールを確認しなくても良くなります。
毎日 Arcserve UDP コンソールを使ってジョブの成功確認をしている、という人もログイン作業の分だけちょっと楽になります。また、そもそも Arcserve UDP コンソールにログインする権限を持っていない、という方にもメールでジョブの結果を知らせる事ができるので、セキュリティの観点でも使える機能です。
◆ 設定方法
ひと通り宣伝したところで、設定方法を見ていきましょう。例によってスクリーンショットを順に貼り付けていきます。
まず、レポートを作る前に、[設定]タブを開いて電子メールの設定を済ませておきます(※1)。
次に、レポート画面の[フィルタ/アクション]タブを開いて、右側にあるメールアイコンをクリックします。
[新規]ボタンをクリックして、新しいメールスケジュールを作ります。
スケジュールの名前を付けます。
メールの宛先を指定します。[添付ファイル]にチェックを入れると、レポートをCSVファイルなどに変換してメールに添付してくれます。
メール送信するレポートの種類を選びます。今回はバックアップの成否を知りたいので「ノード バックアップ ステータス レポート」を選びます。画面の右側ではレポートに含める対象を仕分けできます。デフォルトだとすべてのノード(バックアップ対象)が対象になりますが、例えば優先度の高いやつだけ毎日通知したい、という時には便利です。
レポートの送信スケジュールを決めます。「指定の日数ごと」「指定の曜日」「月の指定の日付」の3種類の中から選べます。下にあるのは曜日指定の画面です。デフォルトでは毎日平日にレポートがメール送信される設定になっています。下の画面では時刻は23:08になっていますが、実際にはすべてのバックアップジョブが終わる朝の時刻に設定するのが良いと思います。
設定が終わったら[今すぐ実行]ボタンをクリックすると、レポートが作成されてメールで送信されます。問題なくレポートが送られているようでしたら[OK]をクリックして画面を閉じます。
メールでレポートが送信されました。すべてのノードのバックアップ ステータスが表で分かるようになっています。また、下の方にCSVファイルやPDFファイルが添付されているのがご覧いただけます。(※2)
以上で、レポートのメール送信機能のご紹介は終わりです。知っていると日々の運用が楽になる事請け合いの機能なので、Arcserve UDP コンソールを使っている人は是非試してみてください。ホテがお伝えしました。
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[2017年5月30日追記]
Arcserve UDP v6.5 から「ジョブ ステータス レポート」というものが追加され、レプリケーションやマージなど、バックアップ以外のジョブの結果もレポートにまとめられるようになりました。
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<関連記事>
Arcserve UDP コンソールをバックアップする 3 つの方法
※1 この例では自前のメール サーバを使っていますが、Microsoft 365 や Google メールなどと連携してメールを送信する事も可能です。Arcserve UDP 9.0 からは OAuth 2.0 も利用できるようになりました。
Arcserve UDP 9.0 新機能紹介(4):電子メール通知の OAuth 2.0(M365/Google)対応
※2 Arcserve UDP 7.0 以前ではメール内のグラフ描画に Adobe Flash Player を使っていました。Arcserve UDP v6.5/7.0 用に Adobe Flash Player を無効にした環境でグラフを描画するための修正モジュールが公開されています。詳しくは以下の技術情報をご覧ください。
Adobe Flash Player を無効化した場合の Arcserve 製品への影響について
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