Arcserve UDP は全ての Edition にテープバックアップ用ライセンスが含まれています
Arcserve Backup は、Arcserve UDP のバックアップデータをテープ等にバックアップする(UDP 連携バックアップ)機能をもっています。
では、Arcserve UDP のバックアップデータをさらにテープへバックアップしたい場合、Arcserve Backup を追加で購入しなければならないでしょうか?
いいえ、購入は不要です!
Arcserve UDP には、下図の通り全ての Edition で、この Arcserve Backup の UDP 連携バックアップ機能のライセンスが付いています。既にArcserve UDP をもっている場合、追加料金なしで、テープへバックアップすることが可能なのです。(テープデバイスを用意し、Arcserve Backup をインストールした上で、同梱のライセンスキーを適用します)
当初はテープへのバックアップを予定せずに導入したが、さらにテープへもバックアップすることとなった。というケースでも、バックアップソフトウェアの買い替えや追加ライセンス購入は不要ですので想定外の出費を抑えられます。
※ 複数ドライブを搭載のテープライブラリの利用には、別途 Arcserve Backup Tape Library Option の購入が必要です。なお、Arcserve UDP Premium Edition 又は Premium Plus Edition は Tape Library Option も含まれていますので別途の購入は不要です。
この Arcserve Backup の UDP 連携バックアップ機能について、説明した投稿があります。図入りで分かりやすく説明していますので是非こちらもご覧ください。
>>Arcserve UDP 機能紹介 ~ (9) イメージバックアップのテープ保管 ~
ちなみに、UDP 連携バックアップをするうえで、Arcserve UDP 管理コンソールや RPS(復旧ポイントサーバ)は必須ではありません。
カタログ等に掲載されている図では「RPS」が入っていることが多いため「必須では?」と誤解を受けやすい点ですが、Arcserve UDP 管理コンソールや RPS がない環境でも Arcserve UDP のバックアップデータをテープへバックアップすることが可能です。
上記の要否表で「テープ保管」で「UDP管理コンソール」「RPS(復旧ポイントサーバ)」にマークは入っていません。
※『Arcserve UDP v6 サーバ構成とスペック見積もり方法』 P.4 参照
※リンクをUpdate(2022/10/05)
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以上、Koichiがお伝えしました。
<関連記事>
Arcserve UDP 機能紹介 ~ (9) イメージバックアップのテープ保管 ~
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コメント
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テープへのバックアップは理解できました。
リストア方法、リストアによる制限など教えて下さい。
投稿: kawamura | 2018年1月15日 (月) 11時48分
Arcserveよりご案内します。
コメントありがとうございます。
UDPの復旧ポイントをテープへコピーしている場合のテープ データのリストアについては、
ファイル単位/アプリケーション単位の復旧と、バックアップ データそのものとなる復旧ポイント単位での
復旧を利用できます。復旧方法につきましては、下記『Arcserve Backup 管理者ガイド』の「D2D/UDP データのバックアップおよび回復」を参照してください。
『Arcserve Backup 管理者ガイド』 D2D/UDP データのバックアップおよび回復
■テープからファイルとしてリストアする方法はこちらになります。
『Arcserve Backup 管理者ガイド』 ファイル レベルでの D2D/UDP データの回復
(Arcserve Backupを利用します)
※ファイル単位やアプリケーション単位で復旧するには、バックアップ時にカタログ作成の設定が必要になります。
■復旧ポイント単位のリストアはrawセッションを選択
UDPのベアメタル復旧はテープ内の復旧ポイントを参照できません。
従いまして、Arcserve Backupのリストア操作にて一旦別の場所にリストアを行い、
UDPが読み取り可能な状態にする必要があります。
手順の詳細は下記をご覧ください。
『Arcserve Backup 管理者ガイド』 raw セッションからの D2D/UDP データの回復
投稿: Koichi | 2018年1月16日 (火) 15時08分