Arcserve UDP v6 新機能紹介 ~ (8) Windowsイベント ログへの登録
本日は Arcserve UDP のアクティビティ ログを Windows のイベント ログに登録する方法をご紹介します。監視ツールで Arcserve UDP のジョブを監視したい、という方には長らくお待ちいただいていた機能です。
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目次:
1) 新バージョンのコンセプトとセミナーのご案内
2) 仮想マシンとして即時復旧 (インスタントVM)
3) Linux エージェントレス バックアップからのファイル リストア
4) Linux エージェントの機能強化
5) キャパシティ プラニング ツールでバックアップ サーバのサイジングをより正確に
6) かさばるデータの保管に使えるファイル コピー機能が進化
7) 管理コンソール初心者のための簡単設定ウィザード
8) Windowsイベント ログへの登録 ← 本日はここ
9) PowerShell を使ったバックアップ/リストアの自動実行 【前編】
10) PowerShell を使ったバックアップ/リストアの自動実行 【後編】
11) テープへの二次バックアップの強化(「テープへのコピー」タスクの追加)
12) その他の新機能と機能改善
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まずは、Arcserve UDP Agent for Windows がインストールされたサーバで以下のコマンドを実行してください。使用方法のヘルプが表示されます。
cmdutil /evtlog /?
Windows イベントログへの登録を有効にするには、/reg オプションを後につけます。
また、登録するイベントのレベルを以下から選択します。
e エラー(error)
w 警告(Warning)
i 情報(Information)
全てのレベルを表示させる場合には /ewi と指定します。まとめると、以下のように入力します。
cmdutil /evtlog /reg /ewi
以後、Windows の Application ログに Arcserve UDP のログが登録されます。復旧ポイント サーバ(RPS)で同じ設定を行うと、マージやバックアップデータの転送(レプリケーション)など RPS で行われる処理のログも登録されるようになります。
以下、サンプルとして Windows のイベント ログの画面ショットをご紹介します。
(情報)
(警告)
(復旧ポイントサーバのログ)
このように、Arcsere UDP v6 では中規模環境の運用管理を簡単するための細かい改善が多くされています。次回は、イベントログの登録と同じように長らくご要望いただいていたコマンドラインについてご紹介します。
以上、ホテがお伝えしました。
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