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2016年8月16日 (火)

Arcserve UDP v6 新機能紹介 ~ (12) その他の新機能と機能改善 ~

こんにちは、ホテです。Arcserve UDP v6 の新機能紹介もいよいよ最後になりました。(長かった、、、)

本日はその他の機能を一挙にご紹介いたします。 

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目次:   
1) 新バージョンのコンセプトとセミナーのご案内   
2) 仮想マシンとして即時復旧 (インスタントVM)   
3) Linux エージェントレス バックアップからのファイル リストア   
4) Linux エージェントの機能強化   
5) キャパシティ プラニング ツールでバックアップ サーバのサイジングをより正確に   
6) かさばるデータの保管に使えるファイル コピー機能が進化   
7) 管理コンソール初心者のための簡単設定ウィザード   
8) Windowsイベント ログへの登録   
9) PowerShell を使ったバックアップ/リストアの自動実行 【前編】    
10) PowerShell を使ったバックアップ/リストアの自動実行 【後編】    
11) テープへの二次バックアップの強化(「テープへのコピー」タスクの追加)    
12) その他の新機能と機能改善     ← 本日はここ    
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■1:役割ベース アクセス制御 (Premium Edition / Premium Plus Edition が必要)      
01_RBAC 

これは、複数のユーザに対して Arcserve UDP 上の異なる「役割」を持たせることが出来る機能です。上の図のように、オペレータにはバックアップ ステータスの監視に専念してもらいプラン等の変更はできないようにさせる、というような事ができます。

「役割」はいくつか事前に定義されており、それぞれできる操作が細かく設定されています。例えば「バックアップ」という役割ではこんな事ができます。この役割にユーザ(Windowsユーザー)を割り当てる事で、効率よく権限設定をすることが出来ます。

 

02_Role

(デフォルトの役割。役割は後から作る事もできます。)

   

なお、この機能を使用するには Arcserve UDP Premium Edition 以上のライセンスが必要です。Advanced Edition では利用する事はできませんのでご注意ください。

   

■2:ハードウェア スナップショットとの連携(Premium Edition / Premium Plus Edition が必要)

11_HWSnapshot 

同じく Premium Edition 以上で使える機能として、ハードウェア スナップショットとの連携機能があります。ストレージ内で取得したスナップショットと連携して高速にバックアップするための機能です。前提条件等がマニュアルに詳しく書いてあるので興味のある方はぜひご覧ください。

ちなみに、Arcserve UDP v6 リリース当初は NetApp社のストレージのみが保護対象でしたが、Arcserve UDP v6 update1 から Nimble Storage社のストレージが、Arcserve UDP v6.5 から HPE 3PAR も保護対象に追加されました。

最新の対応プラットフォームは動作要件をご覧ください。

Arcserve UDP 動作要件一覧

    

■3:NAT環境のサポート

21_NAT 

NATを越えて別なネットワーク内にあるサーバを Arcserve UDP コンソールでリモート管理できるという機能です。上の図にあるように保護対象サーバがある拠点に復旧ポイント サーバ(RPS)を立てるのがポイントで、このRPSがゲートウェイ サーバの役割を果たしてくれます。

VPNが引かれていない遠隔地の拠点のサーバの管理を本社側でまとめてやりたい、という時に役に立つ機能です。サービス プロバイダがお客様先にあるサーバのバックアップ運用を代行する、という用途でも使えます。 

 

22_Site

([リソース]-[インフラストラクチャ]-[サイト]で管理対象の遠隔拠点を追加していきます。)

    

   
■4:診断情報の収集ツール

こちらは、Arcserve UDP のログをまとめてくれる便利ツールです。とはいえ、ログを収集するのは、Arcserve のサポートに問い合わせる時くらいなので、普段はあまり使わないかもしれませんが。。。

31_Log 

(Arcserve UDP コンソールの [アクション]-[診断情報の収集] を開くと、、、)

   

32_Log

(こんなダイアログが出てくるので保存先を指定して[サブミット]をクリックします)

   

ちなみに、Arcserve Backup や Arcserve Replication / HA でも似たような機能がありまして Arcserve Replication / HA のものは当ブログでもご紹介しています。

   
■5:レプリケート タスクの拡張

41_Replicate 

バックアップ データの遠隔転送(レプリケート)の機能が拡張され、バックアップ データを別な RPS サーバにレプリケートする処理を、一次バックアップと独立して手動で実行できるようになりました。当たり前と言えば当たり前の事なのですが、Arcserve UDP v6 ではこのような地道な機能改善も多くされています。

42_ReplicateNow

(ノードを選んで[今すぐレプリケート]が実行できるようになりました。)

    

以上で、Arcserve UDP v6 新機能紹介の連載は終わりです。出来るだけスクリーンショットを載せて操作感が分かるようにしたいと思いながら記事を書いていたのですが、いかがでしたでしょうか。「やっぱり実物を見たい!」という方は、無償トライアルや無償ハンズオンセミナーも引き続き行っておりますのでご活用ください。

 

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