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2016年8月の13件の記事

2016年8月30日 (火)

Arcserve Replication/HA : 同期しないでサーバを再起動したい ~ ホスト メンテナンス機能

本日は Arcserve Replication/High Availability を使う上で必ず知っておきたい 「ホスト メンテナンス」 機能を紹介します。

 

と、その前に、まずはホスト メンテナンス機能が必要な背景から。 

サーバを運用していると、ビルの計画停電や Windows Update の適用などで OS を再起動する場面があります。一方で、Arcserve Replication/High Availability は常時レプリケーションしているので、突然サーバが再起動するとどこまでレプリケーションされたのか分からなくなります。そのため、サーバが再起動すると自動で 「同期」 が行われ(※)マスタとレプリカのデータを一致させたうえで 「レプリケーション」 が再開する仕組みになっています。 

※ 「同期」 は常時行われている 「レプリケーション」 とは違う処理を指す用語です。詳しくは以下の記事をご覧ください。

「同期」と「レプリケーション」は別モノです!!

※ 再起動後にシナリオが自動で停止するように設定する事もできます。この場合もシナリオ再開時に 「同期」 が行われます。

ただし、「同期」 はファイル数が多かったりすると完了までに時間がかかります。そこで、「同期」 をせずに速やかに 「レプリケーション」 を再開させるための機能が 「ホスト メンテナンス」です。以下、ホスト メンテナンスの仕組みです。

 

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2016年8月26日 (金)

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (6) システム復旧

最後に、Arcserve UDP 無償版を使って、修理が終わった空の PC に対してベアメタル復旧を行っていきます。PC はまだ壊れていないよ、という方も、前回作った復旧用 DVD で起動できるかどうかの確認の意味で途中までやってみてください。

<目次>

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (1) ダウンロード

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (2) インストール

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (3) バックアップ設定

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (4) ファイルの復旧

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (5) 復旧用 DVD の作成

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (6) システム復旧

 

まず、復旧用 DVD で起動するために PC の起動順序を確認します。PC によって BIOS/UEFI の設定方法が異なるので、社内の IT 部門に相談したり、マニュアルや PC メーカーの Web サイトを確認するのがよいです。あと、こちらの記事も参考になりました。 

BIOS起動順位の変更      
https://www.pc-master.jp/mainte/k-jyuni.html

 

UEFIモードのパソコンで、CD/DVDから起動する方法(まとめ)   
http://nas-rescue.com/blog/index.php?QBlog-20160427-1

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無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (5) 復旧用 DVD の作成

ここまで Arcserve UDP 無償版を使ってバックアップとファイルのリストアを見ていきました。   
しかし、Arcserve UDP が一番活躍するのは「HDD が丸ごと飛んでしまった、、、」という場合のシステム復旧です。

そこで今回は、PC 全体のシステム復旧を行うのに必要な 「復旧用 DVD」 を作ります。(※1
結構長いのですが、大事なので最後まで読んでくださいね!

<目次>

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (1) ダウンロード

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (2) インストール

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (3) バックアップ設定

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (4) ファイルの復旧

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (5) 復旧用 DVD の作成

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (6) システム復旧

 

■ PC の全体復旧の仕組み 

下の絵は Arcserve UDP を使った PC の全体復旧のイメージ図です。まず、PCが壊れてしまったら代わりのマシンを買うか、部品を交換する事になります。

新しい PC や交換した HDD/SSD にはデータが無い状態なので、次に、Arcserve UDP を使い PC をバックアップ時点まで 「ベアメタル復旧(BMR:Bare Metal Recovery)」 します。 

00_BMR

 

聞きなれない言葉が出てきましたが、ベアメタル復旧とは OS が入っていない鉄の塊(Bare Metal)の状態の PC を一気に復旧するという意味の復旧方法です。

OS が入っていない PC では Arcserve UDP のようなアプリケーションを動かす事ができません。そこで、Windows PE(Windows Preinstallation Environment) という 起動環境を含んだ復旧用 DVDをあらかじめ作っておき、それをブートして Arcserve UDP を動かします。 

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無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (4) ファイルの復旧

前回は Arcserve UDP無償版を使い、PCのバックアップを行いました。   
バックアップが残っていれば、たとえ、うっかりファイルを削除してしまった、という事があってもファイルを復旧(リストア)できます。

<目次>

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (1) ダウンロード

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (2) インストール

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (3) バックアップ設定

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (4) ファイルの復旧

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (5) 復旧用 DVD の作成

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (6) システム復旧

 

Arcserve UDP でファイルを復旧するのに難しい操作は必要ありません。

バックアップ データの保存先を開くとPCのホスト名がついたフォルダがあるので、   
それを右クリックし [Arcserve UDP 復旧ポイント ビュー] に変更します。 

01_ChangeView

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無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (3) バックアップ設定

前回は Arcserve UDP を PC にインストールしました。今回はバックアップの設定をしていきます。

<目次>

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (1) ダウンロード

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (2) インストール

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (3) バックアップ設定

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (4) ファイルの復旧

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (5) 復旧用 DVD の作成

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (6) システム復旧

 

■ バックアップ先のハード ディスクを用意

まず、バックアップ先のハード ディスクを調達します。Arcserve UDP で PC をバックアップする場合、下の絵のように USB 接続の外付 HDD か NAS にバックアップする事が多いです。

内蔵 HDD にバックアップする事もできますが、バックアップ元とバックアップ先が同じディスクだと壊れた時に復旧出来なくなってしまうので、物理的に別なディスクにするのが定石です。 

Destination 

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無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (2) インストール

前回は Arcserve UDP 無償版をダウンロードするところまでやりました。引き続き PC へのインストールを進めていきます。(※1)

<目次>

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (1) ダウンロード

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (2) インストール

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (3) バックアップ設定

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (4) ファイルの復旧

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (5) 復旧用 DVD の作成

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (6) システム復旧

 

前回の記事の最後のダウンロード完了の画面からそのままインストールを進められます。[次へ] をクリックします。

※ なお、ダウンロードした PC とは別な PC に Arcserve UDP をインストールする場合は、「Arcserve_UDP.zip」 ファイルをインストールする PC にコピーしてインストールしてください。

100

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無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (1) ダウンロード

Arcserve UDP では サーバ OS だけではなく、Windows 10(※1) や Windows 11などのクライアント OS もバックアップ/リカバリできる事を以前の記事で解説しました。

UDPでWindows10のバックアップをテープや遠隔地に保管(クライアントPCバックアップデータをより安全に保管)   

これらの記事では有償ライセンスの 「Workstation Edtion」 を紹介していましたが、実は PC のバックアップに利用いただくための 「無償版」 というものも存在します。(海外では 「No Charge Edition」 の略で 「NCE」 と呼んでいたりします。)

無償版なので機能が限定されて使い物にならないんじゃないの?と思われるかもしれませんが、有償ライセンスである Workstation Edition との違いは

 

・RPS(復旧ポイント サーバ)へバックアップできない
・テクニカル サポートへ問い合わせできない

   

の2点だけ!使用期限もなく、インストールしてからずっと使う事ができます(※2)。 

そこで、本連載では Arcserve UDP 無償版のダウンロードから使い方までを紹介していきます。

<目次>

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (1) ダウンロード

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (2) インストール

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (3) バックアップ設定

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (4) ファイルの復旧

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (5) 復旧用 DVD の作成

無料の Arcserve UDP で PC をバックアップする ~ (6) システム復旧

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2016年8月19日 (金)

アップグレードはお早めに!Arcserve製品のサポート終了予定について

暑い日々が続きますが、夏バテなどされていませんか?

さて、Arcserve Backup の旧バージョン「Arcserve Backup r16 for Windows」と、Arcserve D2D(Central Applications含む)の旧バージョンである「Arcserve D2D r16.5 for Windows/Linux」は、2017年2月3日でサポートが終了します。

 

そこで、製品をメンテナンス付きでご利用のお客様より、

「メンテナンス期間が有効であれば、サポート終了日後も、技術的な質問は受け付けてくれるの?」

との問い合わせをよくいただきます。

 

残念ながら、メンテナンス期間が有効であっても、サポート終了日後は、サポート終了バージョンの技術的な質問は、受け付けることができません。

 

ただし、メンテナンスの内容には、

「最新バージョンへのアップグレードライセンスの無償提供」

が含まれており、メンテナンス期間内に申請をいただければ、最新バージョンのアップグレードライセンスを、無償で提供することが可能です。

サポート終了予定の製品をご利用のお客様は、お早目にアップグレードを計画ください。

 

≪参考≫

・製品サポートライフサイクル関連情報
<https://support.arcserve.com/s/topic/0TO1R000001MUYOWA4/product-release-and-support-lifecycle-dates?language=ja>

・Arcserve無償アップグレード申し込みフォーム
(メンテナンス期間が有効なお客様向け)
<https://www.arcserve.com/jp/jp-resources/free-upgrade/>

 

以上、鉄道大好きエヌエスがお伝えしました。

 

<関連記事>

Arcserve 製品の「メンテナンス(保守)」とは?よくある質問と回答

Arcserve 無償アップグレード申し込みフォーム よくある質問と回答

2016年8月17日 (水)

Arcserve UDP を活用してみよう! 第37回 ~ ファイルも断捨離!捨てられないファイルもアーカイブでスッキリ運用

こんにちわ、東京は台風一過で肌に触れる風まで熱く感じる暑い一日です。

さて今回は8月17日配信のメルマガから転載です。

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┃[1] コラム:Arcserve UDP を活用してみよう! 第37回

┃ ◆◇ ファイルも断捨離!捨てられないファイルもアーカイブでスッキリ運用 ◇◆

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

オリンピックも終盤に近付き、連日の盛り上がりに毎晩寝不足の方も多いのではないでしょうか?

うだる暑さと寝不足で体調を崩しやすい季節です。体調にはお気を付け下さい。

 

さて今回は、ファイル アーカイブ(ファイル移動)のお話です。

 

サーバ管理者の方にとって増え続けるデータ量はコスト面でも頭痛の種ですね。

ストレージが足りなくなれば追加予算が必要ですが、サーバ上にあるすべてのファイルが常に利用されているかわからないので、利用されないファイルがあれば、無駄なコストが発生していることになります。

Arcserve UDPのファイル アーカイブ(移動)は、指定フォルダ内の一定期間アクセスや更新の無いファイルをファイル名や拡張子で抽出し、バックアップと連携して自動的に移動できます。

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2016年8月16日 (火)

Arcserve UDP v6 新機能紹介 ~ (12) その他の新機能と機能改善 ~

こんにちは、ホテです。Arcserve UDP v6 の新機能紹介もいよいよ最後になりました。(長かった、、、)

本日はその他の機能を一挙にご紹介いたします。 

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目次:   
1) 新バージョンのコンセプトとセミナーのご案内   
2) 仮想マシンとして即時復旧 (インスタントVM)   
3) Linux エージェントレス バックアップからのファイル リストア   
4) Linux エージェントの機能強化   
5) キャパシティ プラニング ツールでバックアップ サーバのサイジングをより正確に   
6) かさばるデータの保管に使えるファイル コピー機能が進化   
7) 管理コンソール初心者のための簡単設定ウィザード   
8) Windowsイベント ログへの登録   
9) PowerShell を使ったバックアップ/リストアの自動実行 【前編】    
10) PowerShell を使ったバックアップ/リストアの自動実行 【後編】    
11) テープへの二次バックアップの強化(「テープへのコピー」タスクの追加)    
12) その他の新機能と機能改善     ← 本日はここ    
------------------------------------------------------------

 

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2016年8月12日 (金)

永久増分運用でもリストア操作は1回だけな Arcserve UDP

Arcserve UDP では、バックアップとリストアが速い!

今回はその内容をまとめました。

 

1.バックアップが速い

初回のみフルバックアップですが、以降は増分バックアップを続ける(永久増分)ため、バックアップ時間が短くなります。しかも増分は、ファイル単位の増分ではなく変更されたブロックのみの増分ですので、バックアップするデータ量も劇的に小さくなります。

増分バックアップではフル バックアップに比べて、どれくらいバックアップの容量が減るのかは、以下の事例をご覧ください。

>> Arcserve UDP の事例から分かる増分率と重複排除/圧縮率の傾向

 

2.リストアが速い

増分バックアップ運用を行った場合、フルバックアップと複数ある増分データをひとつひとつリストアする必要があり、リストアにかなり時間がかかるのでは?という心配が考えられます。

しかし、Arcserve UDP では、永久増分運用でもリストアの操作は1回だけです!これによってリストア時間は大幅に短縮されます。

サーバを丸ごと戻すベアメタルリカバリ(BMR)の際には、いつとったバックアップでも1回で戻せます。

Photo

 

さらに、ファイル・フォルダ単位のリストアの際にはエクスプローラを使い、ドラッグ&ドロップだけでファイルやフォルダをリストアできます(簡単ファイルリストア)!

Photo_2

 

エクスプローラを使った簡単ファイルリストアについてはこちらの投稿をご覧ください。

>> エージェントレスでも使える、エクスプローラからの簡単便利なリストア

 

+++

以上、Koichi がお伝えしました。

 

<関連記事>

Arcserve UDP 永久増分バックアップについて詳しく説明した資料

2016年8月 9日 (火)

Arcserve UDP v6 新機能紹介 ~ (11) テープへの二次バックアップの強化(「テープへのコピー」タスクの追加)

本日ご紹介するのは、「テープへのコピー」タスクというものです。以前のバージョンから使えたテープへの二次バックアップ(参考:イメージバックアップのテープ保管)を、Arcserve UDP の画面で簡単に設定する事が出来るようになります。

------------------------------------------------------------   
目次:   
1) 新バージョンのコンセプトとセミナーのご案内   
2) 仮想マシンとして即時復旧 (インスタントVM)   
3) Linux エージェントレス バックアップからのファイル リストア   
4) Linux エージェントの機能強化   
5) キャパシティ プラニング ツールでバックアップ サーバのサイジングをより正確に   
6) かさばるデータの保管に使えるファイル コピー機能が進化   
7) 管理コンソール初心者のための簡単設定ウィザード   
8) Windowsイベント ログへの登録   
9) PowerShell を使ったバックアップ/リストアの自動実行 【前編】    
10) PowerShell を使ったバックアップ/リストアの自動実行 【後編】    
11) テープへの二次バックアップの強化(「テープへのコピー」タスクの追加)     ← 本日はここ    
12) その他の新機能と機能改善
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Arcserve UDP のバックアップ先は基本的にはディスクですが、Arcserve Backupと連携する事でLTO等のテープデバイスを二次バックアップ先として活用する事ができます。ただし、Arcserve UDP と Arcserve Backup が連携する機能という事もあり、従来バージョンではディスクへの一次バックアップのジョブはArcserve UDPの画面で、テープへの二次バックアップのジョブは Arcserve Backup の画面でそれぞれ設定・管理する必要がありました。

Arcserve UDP v6 (と Arcserve Backup r17)からは、「テープへのコピー」というタスクを作成する事で、ひとつの「プラン」の中でディスクへの一次バックアップとテープへの二次バックアップをまとめて設定・管理する事ができるようになります。

 

01_Copy2Tape

 

この「テープへのコピー」タスクを使用すると、一次バックアップとテープへのコピーが連動して実行される点もメリットです。これまでは、一次バックアップが終わっていそうな時刻を推定して二次バックアップの開始時間をスケジュールしていましたが、この機能を使えばその必要がありません。一次バックアップが完了したタイミングでテープへのコピーが開始します。

(なお、従来通り、Arcserve Backup の画面で二次バックアップの設定をする事もできます。)

   

早速試してみたいところですが、例によって事前準備が要ります。先月のメール マガジンでご紹介した4つのポイントがあるので、順を追ってみていきましょう。(メルマガコラム11回 ~ ポイントを抑えて UDP コンソールからテープへのコピーを簡単に設定

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2016年8月 5日 (金)

Arcserve UDP を活用してみよう! 第36回 ~ クラウドコンピュータのバックアップもやっぱりUDP

こんにちわ、東京もいよいよ夏本番、毎日あっついです。

さて今回は8月3日配信のメルマガから転載です。

Arcserve UDP v6の新機能紹介のため中断していた「Arcserve UDP を活用してみよう!」シリーズを今回から再開しています。

 

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┃[1] コラム: Arcserve UDP を活用してみよう! 第36回

┃ ◆◇ クラウドコンピュータのバックアップもやっぱりUDP ◇◆

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こんにちは。暑い日が続きようやく夏らしくなって来ましたね。

夏といえば入道雲をイメージする人も多いと思いますが、今回は我々IT業界で年々拡大している“雲”(クラウド)とバックアップに関する話です。

 

『クラウドのデータ保護には、クラウドベンダ提供のバックアップサービスとArcserve UDPのどちらを使うべき?』

クラウドベンダのバックアップサービスでは、クラウドコンピュータ全体もしくは仮想ディスクのスナップショットを作成します。クラウドコンピュータや仮想ディスクが壊れた場合、クラウドコンピュータ全体または、仮想ディスク単位で簡単に早く復旧できます。

しかし、例えば1つのファイルを復旧する場合でも、他の正常な業務データも含めスナップショットの作成時点に戻るため、古い状態に戻ったすべての業務データを再入力する手間と時間が必要です。

他にも、スナップショットから復旧する際にクラウドコンピュータを停止する必要があるため、復旧作業の間は業務が止まります。

Arcserve UDPをクラウドコンピュータに導入した場合、ファイル単位でリストアができる為、誤って削除してしまったファイルやウイルス感染したファイルなど、クラウドコンピュータを停止する必要なく特定ファイルだけをリストアできます。

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