Arcserve UDP を活用してみよう! 第40回 ~ バックアップデータの多重化の方法
こんにちわ、もうすっかり秋です、と思ったら台風18号が接近中。影響を受ける地域の皆様はご用心ください。
さて今回は10月5日配信のメルマガから転載です。
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┃[1] コラム:Arcserve UDP を活用してみよう! 第40回
┃ ◆◇ バックアップデータの多重化の方法 ◇◆
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私にとっての10月と言えば「食欲の秋」です。新米も並び、お米にあう秋刀魚や栗、そしてマツタケなど秋の味覚のおいしいものがたくさんあって、ついつい食べ過ぎてしまいますね。
さて、今回のコラムでは、バックアップデータの多重化方法について、何回かご質問をいただく事がありますので、Arcserve UDPでできるバックアップデータの多重化を行う3つの方法をご紹介します。
まず1つめは、ローカルディスクや共有フォルダに二重化する方法です。
バックアップ先のデータは「ファイルコピー」または「復旧ポイントのコピー」機能で二重化できます。
「ファイルコピー」は、多重化するデータ量を抑える方法で、バックアップデータの中から重要なファイルのみをピックアップし、ファイルを指定フォルダにコピーします。共有フォルダはもちろん、クラウドストレージもコピー先に利用できます。
「復旧ポイントのコピー」では、バックアップデータ全体をコピーして、コピー先のデータでベアメタル復旧もできます。
もちろん、これらの機能はバックアップ処理と連携して自動化することができます。
2つめは、復旧ポイントサーバ(RPS)を追加導入して遠隔地にバックアップデータを多重化する方法です。
RPSでも「ファイルコピー」や「復旧ポイントのコピー」はもちろん可能ですが、さらにRPSを複数導入することによりバックアップデータの複製および遠隔地へ転送まで自動的に多重化できるため、災害対策サイト自体を多重化できます。(RPSとはバックアップデータ(復旧ポイント)の保管庫であり、重複排除やバックアップデータの転送機能を提供します。
3つめは、ディスクに保存したバックアップデータをテープへコピーする方法です。
バックアップの一連の流れで、ディスクバックアップしたバックアップデータをテープへコピーすることができます。長期保管の安全性を高めると言われるテープへの保存も追加購入なく標準ライセンスで行うことができます。
Arcserve UDPを活用すると、バックアップデータの多重化に加えさらに遠隔地保管も実現することができます。
さまざまな状況下において復旧可能なデータを保持することができ、ネットなどで話題になっているデータ保存の考え方「バックアップ3-2-1ルール」※ を満たすことが可能です。
(※ バックアップ3-2-1ルールとは、「データはオリジナルを含め3つ持つ」、「2種類の(種類の異なる)メディアでバックアップを保存する」、「バックアップのうち1つは違う場所で保管する」、という考え方です。)
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