こんにちは。
3月1日に新リリースを発表し、今週月曜から出荷を開始しています。おかげさまでこの2週間で多くのお問い合わせを頂戴し、反響の大きさに驚きとともに喜んでいます。
今回はその Arcserve UDP v6.5の新機能解説 2回目、前回に引き続きクラウドを利用した事業継続を実現する新機能を解説します。
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┃[1] コラム: 知らなきゃソンする?! Arcserve 最新リリースの機能解説シリーズ その2
┃ ◆◇ クラウドVMを活用した、もう1つのリストア不要の事業継続◇◆
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新バージョンのArcserve UDP v6.5とArcserve Backup r17.5を発表して2週間が経過し、お客様やパートナー様からも新機能のお問い合わせが増え、うれしい悲鳴をあげています。
コラムも前回からArcserve UDP 新バージョンの話に切り替わり、お伝えしたいことが山盛りです。
2回目となる今回のコラムでは、1回目のコラムで触れた「仮想スタンバイ」と同じ目的を果たすもう1つのリストア不要の事業継続「インスタントVM」のメリットに触れていきたいと思います。
インスタントVMはArcserve UDPの災害対策向けの機能ですが、バックアップ データさえあれば、いざという時にすぐに仮想マシンでサービス再開ができる機能です。4ステップの簡単なウィザードを使ってバックアップ データから仮想マシンを起動します。
サーバ障害が発生すると、一般には復旧するためのリストア作業が必要になりますが、インスタントVMではバックアップ データを仮想変換しているだけで、リストアは行いません。このため、業務サービス再開までに必要となるのは、ウィザードによる設定時間と、仮想変換にかかる数分レベルの時間、そしてOSが起動する時間だけなので、10分くらいで業務が継続できるようになります。
インスタントVMは前バージョンのArcserve UDP v6で搭載した機能ですが、仮想マシンの作成先がvSphereかHyper-V(※1)のため、オンプレミスでの災害対策で利用できる機能でした。
今回登場したv6.5では、Amazon Web ServiceのEC2インスタンスをLinux OSのインスタントVMの作成先として利用できるため(※2)、AWSのEC2インスタンスに普段からバックアップ データを保管しておくことで、RTO (目標復旧時間) も意識したクラウドを使った災害対策を構築できます。