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2017年4月の7件の記事

2017年4月28日 (金)

Arcserve UDP v6.5 から共有フォルダ(CIFS/NFS)をバックアップすることが可能になりました。

Arcserve UDP v6.5 からは共有フォルダ(CIFS/NFS ※1)のファイル単位バックアップが可能になりました(UNC パス バックアップ )。これにより Arcserve UDP Agent が導入できない NAS 等のバックアップも可能となります。

 

■ Arcserve UDP v6.5 の新機能紹介資料より

Arcserve Unified Data Protection v6.5 のご紹介 P.12

【共有フォルダ (CIFS/NFS) のバックアップ】

- CIFS/NFS 経由でファイル単位の継続増分 + 重複排除バックアップが可能(※1

- エージェントが導入できない NAS やストレージ上のデータのバックアップを実現

 

■ 共有フォルダのバックアップに必要なライセンス

必要なライセンスは Advanced Edition です。下図のライセンスガイドのとおり、「保護対象となるサーバごとに1ソケットライセンス」となります。

Arcserve UDP 9.x ライセンスガイド P.21(※2

Udp9x_lic_guide

 

■ 前提条件、考慮事項、注意制限事項

共有フォルダ (CIFS) のバックアップを行うための「前提条件と考慮事項」や「注意制限事項」も併せてご確認ください。

※「共有フォルダ (CIFS) のバックアップ」はオンラインマニュアル上では 「UNC/NFS パス バックアップ」と表記されています。

前提条件と考慮事項の確認 (Arcserve UDP 9.x ソリューション オンライン ヘルプ)(※2

 

ファイルの属性情報はバックアップ対象から除外される等、いくつか注意事項があります。

注意/制限事項 (Arcserve UDP 9.x)※2
Arcserve Unified Data Protection 9.0 (Windows) - UNC/NFS バックアップの注意/制限事項 

[1] Arcserve UDP 9.x Agent (Windows) では、UNC/NFS 共有からのバックアップ可能なデータのサポート サイズはデフォルトで 8 TB までです。サイズを大きくするには、プロキシ エージェント上で以下のレジストリを設定します。(「以下」部分はブログ上は省略しました)
※最大バックアップ サイズは 128 TB です。

[2] Windows OS 以外のサーバ/NAS を対象とした UNC/NFS パスからのバックアップでは、ファイルの拡張属性はスキップされ、データのみがバックアップされます。

[3] Linux/Unix OS 上にある、UNC パスのバックアップジョブは、同じ名前の重複したファイル/フォルダをスキップします。  例: File.txt と file.txt のような類似したファイル/フォルダ名を同一ディレクトリに作成した場合、複数ある類似ファイルの 1 つをバックアップし残りのファイルはスキップされます。

 

■その他設定手順など

共有フォルダ (CIFS) のバックアップの設定方法は以下の記事をご覧下さい。
Arcserve UDP : CIFS共有フォルダのバックアップを試しました!

また、Arcserve UDP 7.0 Update 1 では CIFS/NFS 共有のバックアップの仕組みが改善され、バックアップの速度が大幅に向上しています。詳しくは以下の記事をご覧下さい。
Arcserve UDP 7.0 Update 1 新機能 (3):NAS のバックアップが高速化

 

+++

以上、Koichiがお伝えしました。

 


※1 Arcserve UDP v6.5 Update2 からデデュプリケーション(重複排除)が有効なデータストアをバックアップ先に指定することができるようになりました。また、Arcserve UDP v6.5 Update4 からは NFS 共有のバックアップも行えるようになっています。

※2 リンク先の資料を、2024年3月時点の最新バージョン、Arcserve UDP 9.x のものに差し替えました。今後の最新バージョンの製品紹介資料やライセンス ガイドは Arcserve.com のカタログ センターにて、マニュアルや注意/制限事項は Arcserve サポート ポータル内の Arcserve UDP 製品ページにてお探しください。

2017年4月21日 (金)

Arcserve UDP Workstation Edition導入事例~復旧作業が2日から2時間に短縮!~

クライアントPCが壊れた時、復旧までどのくらい日数がかかっていますか?

バックアップをとっているだけでは安心できません。復旧までの時間がかかりすぎると、その分、業務が止まってしまいます。

今回ご紹介する事例はこの問題を解決した話です。

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2017年4月20日 (木)

知らなきゃソンする?! Arcserve 最新リリースの機能解説シリーズ その5 ~ Arcserve Backup r17.5 でクラウドに直接バックアップ!

こんにちは。

第1弾はご覧いただけたでしょうか?暑い今週は続けて第2弾も掲載しちゃいます!

第2弾はArcserve UDP v6.5同様にクラウド関連が強化されたArcserve Backup r17.5の話題です。

 

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┃[1-2] コラム: 知らなきゃソンする?! Arcserve 最新リリースの機能解説シリーズその5

┃ ◆◇ Arcserve Backup r17.5 でクラウドに直接バックアップ! ◇◆

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4月も中盤を越え、新年度も本格稼動といった感じですね!

おかげさまで新製品のArcserve UDP v6.5とArcserve Backup r17.5への反響が大きく、お知らせしたい新機能が盛りだくさんなので、今回はコラムも2本だて!

ここではArcserve Backup r17.5の新機能をご紹介します。

 

Arcserve Backup r17.5ではクラウド ストレージに直接バックアップできるようになりました。

従来のArcserve Backupでは、クラウド ストレージへはステージング バックアップ、すなわち Disk to Disk to Cloud の2段階で処理を行う必要がありました。

これは、まずローカルの高速なHDDにバックアップをすることで短時間で本番サーバを開放して、その後、低速なインターネット経由でクラウドに送ることで、転送に時間がかかっても本番サーバに影響を及ぼさないようにする方法です。

近年はインターネット回線速度の改善も進み、クラウドへの直接バックアップすることを希望されるお客様も増えてきました。そのニーズに応えるため、Arcserve Backup r17.5では、従来の方法に加えて、下記の2つの方法でクラウドに直接バックアップをすることが可能になりました。

 

方法1. 非ステージングジョブでクラウド ストレージをバックアップ先に指定する方法

方法2. AWS Storage Gateway VTLをバックアップ先に指定する方法

 

1.については読んで字の如しです。ステージング機能を使わない、通常のバックアップ ジョブでバックアップ先にクラウドストレージを指定することで、クラウドへの直接バックアップが行えます。

 

2.については、「AWS Storage Gateway VTL」(以下、「VTL」)という、Hyper-VやVMware上で動作する「仮想アプライアンス」を利用します。VTLは、バックアップサーバからはiSCSI接続のテープ装置として接続されます。

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知らなきゃソンする?! Arcserve 最新リリースの機能解説シリーズ その4 ~ Linux サーバをクラウド ストレージに直接バックアップ!

こんにちは。 いやぁ、暑いですね! (@東京)

先週までは朝家を出るときにコートを着て行くべきか軽く悩んだりしていたはずなのですが、今週は一転してジャケットを着るだけで汗ばむくらいの陽気です。

さてそんな今回は大型連休直前特集(?)で、コラムの2本立てです。

まずはその第1弾、Arcserve UDP v6.5で強化されたLinuxサーバのバックアップです。

 

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┃[1-1] コラム: 知らなきゃソンする?! Arcserve 最新リリースの機能解説シリーズ その4

┃ ◆◇ Arcserve UDP v6.5 で Linux サーバをクラウド ストレージに直接バックアップ! ◇◆

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4月になり一雨ごとに暖かくなってきましたね。先週電車から見えた風景は、菜の花と桜が満開で黄色とピンクの組み合わせはとても鮮やかで心が洗われるようでした。

さて今回のメルマガは、Arcserve UDP v6.5 の5つのクラウド対応機能の中から、クラウドストレージ(Amazon S3)を活用したLinux サーバのバックアップについてお話します。

◆◆ 『Arcserve UDP v6.5 新機能のご紹介』は、こちらから -------------------------------

https://www.arcserve.com/sites/default/files/2022-10/udp-v65-new-feature.pdf#page=8

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Arcserve UDP v6.5 では、オンプレミスのLinux サーバを Amazon S3 へ直接バックアップができるようになりました。従来のバージョンでは、Linux サーバのバックアップをクラウドに保管するためには、 Windows ベースの復旧ポイントサーバ(RPS)をオンプレミスとクラウドに用意し、RPS間のレプリケーションを利用する必要がありました。

Arcserve UDP v6.5 では、Amazon S3 へ直接バックアップできるため、オンプレミスとクラウドにWindowsサーバが不要となり、Linuxのみの環境で運用できますので、追加サーバの費用とディスク使用量をおさえることが可能です。

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2017年4月14日 (金)

Arcserve UDP v6.5 新機能:Office 365 のデータを安全に保護できます

Arcserve UDP v6.5 のオプションに「Office 365 サブスクリプション」があります。

これは Arcserve UDP v6.5 の新機能で、Microsoft のクラウド サービスである Office 365 の Exchange Online (電子メール、予定表、連絡先、タスク、メモ) と SharePoint Online(※1) のデータを保護できます。(※2

冗長性の高いクラウドサービスと言えど、データの保持は利用者の責任です。Arcserve UDP で別な場所にバックアップできれば万一の際にもデータを失わずに済みます。 

また、Arcserve UDP であればおなじみの継続的な増分バックアップと重複排除機能で、バックアップ データの容量を小さく抑えられるので、データの長期保管にも向いています。

Office365_backup

 

ところで、Exchange Online では、完全削除したアイテム(削除済みアイテム フォルダーから削除されたアイテム)の保持期間はデフォルトで14日になっています。

通常、この完全削除したアイテムは14日(デフォルト)の保存期間を過ぎると復元できなくなってしまいますが、Arcserve UDP でバックアップを行っておくことで、この制約に関係なくいつまでも重要なメールを復元できるようになります。

>> Arcserve Unified Data Protection (UDP) 8.x のご紹介 P.56

(最新バージョンの資料はArcserve.comカタログセンターに掲載)

 

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2017年4月 7日 (金)

Arcserve UDP v6.5の新機能「Linux環境をクラウドストレージへの直接バックアップ」

Arcserve UDPの最新バージョン「v6.5」について、
たくさんのお問合せをいただき、ありがとうございます。

今回は、好評のArcserve UDP v6.5で実装された
いくつかの新機能のうちの1つをご紹介します。

Linuxサーバのクラウドストレージへの直接バックアップ

Arcserve UDP v6.5から、Linuxサーバをクラウドストレージ(Amazon S3)へ
直接バックアップを行えるようになりました。

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2017年4月 5日 (水)

知らなきゃソンする?! Arcserve 最新リリースの機能解説シリーズ その3 ~ Amazon S3を利用して節約災害対策!

こんにちは。

ちょっと前に2017年を迎えたばかりと思っていたら、アッと言う間にもう4月ですね!

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┃[1] コラム: 知らなきゃソンする?! Arcserve 最新リリースの機能解説シリーズ その3

┃ ◆◇ Amazon S3を利用して節約災害対策!◇◆

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Arcserve UDP v6.5では、Arcserve UDP v6に引き続きクラウド対応が強化されています。

特にAmazon S3の活用の幅が広がりました。

 

どんな風に活用の幅が広がったのかの説明の前にちょっと復習です。

Arcserve UDP v6以前では、バックアップ データをクラウドに遠隔地保管する場合、クラウド仮想マシン(Amazon EC2)に RPSを導入してバックアップデータをレプリケートする方法で災害対策を実現可能でした。

この方法はもちろん、Arcserve UDP v6.5でも同様にご利用いただけます。

 

でも、クラウド仮想マシン(Amazon EC2)の契約ではなく、クラウド ストレージ(Amazon S3)にバックアップ データを保管しておければもっと安く災害対策ができるのに・・・

という要望にお答えしたのがArcserve UDP v6.5です。

 

Arcserve UDP v6.5では復旧ポイントをAmazon S3にコピーできるようになりました!

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