« Arcserve UDP Workstation Edition導入事例~復旧作業が2日から2時間に短縮!~ | トップページ | 知らなきゃソンする?! Arcserve 最新リリースの機能解説シリーズ その6 ~ Arcserve UDPで Office 365のメールもバックアップ! »

2017年4月28日 (金)

Arcserve UDP v6.5 から共有フォルダ(CIFS/NFS)をバックアップすることが可能になりました。

Arcserve UDP v6.5 からは共有フォルダ(CIFS/NFS ※1)のファイル単位バックアップが可能になりました(UNC パス バックアップ )。これにより Arcserve UDP Agent が導入できない NAS 等のバックアップも可能となります。

 

■ Arcserve UDP v6.5 の新機能紹介資料より

Arcserve Unified Data Protection v6.5 のご紹介 P.12

【共有フォルダ (CIFS/NFS) のバックアップ】

- CIFS/NFS 経由でファイル単位の継続増分 + 重複排除バックアップが可能(※1

- エージェントが導入できない NAS やストレージ上のデータのバックアップを実現

 

■ 共有フォルダのバックアップに必要なライセンス

必要なライセンスは Advanced Edition です。下図のライセンスガイドのとおり、「保護対象となるサーバごとに1ソケットライセンス」となります。

Arcserve UDP 9.x ライセンスガイド P.21(※2

Udp9x_lic_guide

 

■ 前提条件、考慮事項、注意制限事項

共有フォルダ (CIFS) のバックアップを行うための「前提条件と考慮事項」や「注意制限事項」も併せてご確認ください。

※「共有フォルダ (CIFS) のバックアップ」はオンラインマニュアル上では 「UNC/NFS パス バックアップ」と表記されています。

前提条件と考慮事項の確認 (Arcserve UDP 9.x ソリューション オンライン ヘルプ)(※2

 

ファイルの属性情報はバックアップ対象から除外される等、いくつか注意事項があります。

注意/制限事項 (Arcserve UDP 9.x)※2
Arcserve Unified Data Protection 9.0 (Windows) - UNC/NFS バックアップの注意/制限事項 

[1] Arcserve UDP 9.x Agent (Windows) では、UNC/NFS 共有からのバックアップ可能なデータのサポート サイズはデフォルトで 8 TB までです。サイズを大きくするには、プロキシ エージェント上で以下のレジストリを設定します。(「以下」部分はブログ上は省略しました)
※最大バックアップ サイズは 128 TB です。

[2] Windows OS 以外のサーバ/NAS を対象とした UNC/NFS パスからのバックアップでは、ファイルの拡張属性はスキップされ、データのみがバックアップされます。

[3] Linux/Unix OS 上にある、UNC パスのバックアップジョブは、同じ名前の重複したファイル/フォルダをスキップします。  例: File.txt と file.txt のような類似したファイル/フォルダ名を同一ディレクトリに作成した場合、複数ある類似ファイルの 1 つをバックアップし残りのファイルはスキップされます。

 

■その他設定手順など

共有フォルダ (CIFS) のバックアップの設定方法は以下の記事をご覧下さい。
Arcserve UDP : CIFS共有フォルダのバックアップを試しました!

また、Arcserve UDP 7.0 Update 1 では CIFS/NFS 共有のバックアップの仕組みが改善され、バックアップの速度が大幅に向上しています。詳しくは以下の記事をご覧下さい。
Arcserve UDP 7.0 Update 1 新機能 (3):NAS のバックアップが高速化

 

+++

以上、Koichiがお伝えしました。

 


※1 Arcserve UDP v6.5 Update2 からデデュプリケーション(重複排除)が有効なデータストアをバックアップ先に指定することができるようになりました。また、Arcserve UDP v6.5 Update4 からは NFS 共有のバックアップも行えるようになっています。

※2 リンク先の資料を、2024年3月時点の最新バージョン、Arcserve UDP 9.x のものに差し替えました。今後の最新バージョンの製品紹介資料やライセンス ガイドは Arcserve.com のカタログ センターにて、マニュアルや注意/制限事項は Arcserve サポート ポータル内の Arcserve UDP 製品ページにてお探しください。

« Arcserve UDP Workstation Edition導入事例~復旧作業が2日から2時間に短縮!~ | トップページ | 知らなきゃソンする?! Arcserve 最新リリースの機能解説シリーズ その6 ~ Arcserve UDPで Office 365のメールもバックアップ! »

Arcserve UDP」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« Arcserve UDP Workstation Edition導入事例~復旧作業が2日から2時間に短縮!~ | トップページ | 知らなきゃソンする?! Arcserve 最新リリースの機能解説シリーズ その6 ~ Arcserve UDPで Office 365のメールもバックアップ! »